UFO お好み焼味レビューとカップ焼そばの歴史

お好み焼きが好きです。

お好み焼き味が好きです。

お好み焼き味に弱いです。

お好み焼き耐性-999です。

あと焼きそばも好きです。

ソースとマヨネーズが好きなだけな可能性も十二分にありますが。

それはそうとして、私の好きなお好み焼きと焼きそばが合体した商品を見つけてしまいました。

UFOのお好み焼味です。

そりゃ美味しいでしょうよ。

カップ焼きそばの歴史とUFO

「買ってきました」「食べました」「美味しかったです」だけだと味気ないので、ここでカップ焼きそばとUFOの歴史でも勉強しておきましょう。

世界初のカップ焼きそばは、1974年に発売された恵比寿産業の「エビスカップ焼きそば」というものでした。

そこからヤマダイの「ニュータッチ」、エースコックの「バンバン」、東洋水産の「マルちゃん」、そしてまるか食品の「ペヤング」と、今でも人気のシリーズが次々とリリースされていきます。

そしてやや遅れる事1976年。アントニオ猪木VSモハメドアリの異種格闘技戦が開催され、コンバトラーVの放送が開始され、2ちゃんねるの西村博之氏が生まれたこの年に、ついに日清食品からUFOが発売されます。

ピンクレディーをCMに起用して人気が爆発。カップ焼きそばマーケットシェア60％超(!!!!)を獲得するという人気商品に。カップ焼きそばを買った10人に6人がUFOを選ぶって大変な事ですよ。

そこから現在に至るまで、UFOはシェアトップを走り続けてきました。

個人的にはやはりマイケル富岡氏のイメージが強いですね。UFO仮面ヤキソバンはゲームにもなりました。揚げ玉ボンバー。

ちなみに私はカップ焼きそばだとサンヨー食品の「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」が一番好きなのですが、2001年発売だそうでペーペーもいいところですね。しかしこの商品が塩焼きそばブームの先駆けとなった事は明白なので、歴史に名を刻む資格のある名品だと思います。

UFO 名前の由来

「容器が円盤状なので未確認飛行物体UFOから取った」のですが、それ以外にも「うまい・ふとい・おおきい」という意味があります。

そもそも何故円盤状なのかという点ですが、「焼きそばはお皿で食べるものという当時の日本人の考え方を大切にする」という発想から丸くなったそうです。

なるほど、やはり色々考えられています。

麺はリニューアルされましたし今となってはあまりふとくもなければおおきくもないですけど、「日清焼そばU」じゃ何がなんだか分からないですしそこは仕方ないですね。

いただきます

太陽が「GO!GO!」とか煽っていますが、これも頭の良い人たちが長時間企画会議をして捻りだした渾身のデザインなのでしょうか。

このふりかけ(紅しょうが、かつおぶし粉末、あおさ)がポイントです。

作り方はいつも通り。

小袋はソース、マヨネーズ、ふりかけの3種類。

「かやくは麺の下に入れないと駄目だわ。だって蓋の上側にくっ付いちゃうし」とL’Arc〜en〜Ciel も言っていましたが、UFOはかやくは元から入っているタイプです。一応製造工程でかやくは麺の下に入れるようにはしているのでしょうか。

それではいただきます。

ソースをかけて一口…うん、普通のUFOだと思います。普通のよりちょっと甘いかも。

マヨネーズをかけて一口……お、ちょっとお好み焼きっぽいような？

そしてふりかけの小袋を開けた瞬間……お好み焼きや！匂いがお好み焼きやで！

わくわくしながら全て混ぜて食べてみると、うーーーーーーん？

美味しい。

確かに美味しいですし、お好み焼きと言われればお好み焼きのような気もします。

が、そりゃソースとマヨネーズと青のりがかかっていればお好み焼きと言えなくもないだろう、と。

従来のソース焼きそばと原材料を比較してみると、異なるのはかつおぶし粉末の有無。

カップ麺をお好み焼きたらしめる要素はかつおぶしだったのです。

また一つ賢くなってしまいました。

でも多分これ「たこ焼き味」って言われても気付かないと思います。

日清焼そばUFO お好み焼味、期間限定発売ですので見かけた方は是非。

私ももう2, 3回は食べようと思っています。

この前の真っ白のUFOよりは良かったですよ。