美形ツンデレドジっ子とキャッキャウフフするゲーム
「異議あり!」で有名な逆転裁判さんですが、2021年10月12日に20歳のお誕生日を迎えられました。
めでてぇ。
GBAやDSで作品が出ていますが、すみません私GBAもDSも持っていなくて、まさかのシリーズ未プレイです。
超有名作品なのに。
こりゃイカン。
逆転裁判もやった事が無くて何がゲーマーですか。
という事で早速調べてみたのですが、逆転裁判1、逆転裁判2、逆転裁判3をまとめた「逆転裁判123 成歩堂セレクション」という、まさに今の私のためにあるようなゲームがPS4で出ているじゃないですか。
これさえやれば逆転裁判のナンタルカが分かると。
しかも20周年記念セール中で定価3,362円が2,218円に。
神は言っている、ここで買う定めだと。
まずはシリーズ最初の作品である逆転裁判1をクリアしましたのでレビューです。
ちなみにPS4以外にも、3DS、Switch、Steam(PC)、Xbox one、スマホアプリで「逆転裁判123 成歩堂セレクション」はプレイ可能。
逆転裁判ってどんなゲーム?
いわゆる普通の推理アドベンチャーゲームです。
主人公は弁護士。
乱暴に言えば「犯罪の疑いをかけられた人(被告人)」の無罪を主張する人です。
現実はともかく、少なくともこのゲームの目的はそうです。
ゲームの内容としては、
- 被告人から弁護依頼を受ける
- 探偵パートで情報を集める
- 法廷パートで証人の証言をひっくり返して無罪を勝ち取る
これをエピソード毎に繰り返すだけ。
探偵パートはポートピア連続殺人事件形式。コマンド形式で好きにあっち行ったりこっち行ったりして情報を集めます。
法廷パートは証言にあわせて選択肢を選んでいくだけ。
正直どちらもゲームとして目新しいものはありません。
が、謎の吸引力があります。
ドンッ!(机を叩く音)「異議あり!」が気持ちイイ。
本作はリメイクではなくて、当時のものを高解像度にしただけのリマスター移植です。(一部追加エピソード有り)
20年前のGBAのゲームなのでボイスも無し。
ボイス無いのは個人的には嬉しいですが。
決め台詞の「異議あり!」「待った!」「くらえ!」だけちょっとボイスっぽいものが入るくらい。
逆転裁判1の登場人物
成歩堂 龍一
本作の主人公であり、新米弁護士であり、ツッコミ担当。
普段は若干頼りないが本番では天才的な思考力を発揮、意図せず女の子にはモテモテ(?)、こじゃれたセリフ回しでツッコミ役に回る事が多く「ヤレヤレ」とかよく言ってしまうような、ごくごく一般的なアドベンチャーゲームの主人公的なキャラクター。
一昔前のエロゲ主人公的な性格とも言います。
人の話の腰を折る達人で、成歩堂という名前なのに口癖は「なるほど」ではなく「待った」。
誇張でもなんでもなく、証人が一言喋るたびに「待った!」と割り込みをかけます。
否定から入るタイプ。
そんなんじゃ人に嫌われますよ。
ミツルギ検事
主人公の好敵手であり、天才検事であり、本作のヒロイン担当。
理知的、頭脳明晰、成績優秀、美形、クール、冷徹、現実主義と、おおよそ強ライバルとして必要な属性を兼ね揃えていますが、本質は主人公ラブなツンデレ天然ドジっ子。
検事の仕事とは「裁判所に法の正当な適用を請求する」事であり、このゲームで言えば「被告を有罪にする」事が責務。
「裁判の結果やっぱりこの人無罪だったわ」となったら捜査能力を疑われますからね。
つまり弁護士である主人公の敵役となります。
一方で直接口にはしないものの主人公の能力を認めており、「自分の正義」のために立場を捨てて主人公と共闘する場面も。
ライバルとの共闘は王道中の王道ですがやはりアツい。
チヒロ
主人公の上司であり師匠でもある敏腕弁護士で巨乳担当。
名前の由来は、まさかの「千回尋問する」という意味から。
世の中の千尋さんはそんな由来じゃないと思いますが。
マヨイ
ひょんな事から主人公の仕事を手伝う事になった霊媒師でボケ担当。
チヒロの妹。
アカネ
ひょんなことから主人公の仕事を手伝う事になった高校生でボケ担当。
マヨイより天然寄り。
イトノコ刑事
オールドタイプで仕事も出来ないが、義理人情に厚くどこか憎めない刑事でボケ担当。
サイバンカン
最終的な判決を下す裁判長という重要な立場ながら、常に無能っぷりをさらけ出すボケ担当。
その他の登場人物
どいつもこいつもアクが強すぎる。
所感
さすがシリーズ累計販売本数800万本を誇る人気作です。
時間を忘れてプレイしてしまいました。
今回「逆転裁判123 成歩堂セレクション」内に収録されている逆転裁判1をクリアしただけですが、それでも20時間近くかかりました。
凄いボリューム。
証言に矛盾を見つけ、机が壊れんばかりの勢いで「異議あり!」を叩きつける爽快感は本当によく出来ています。
「裁判という重いテーマを取り扱う推理アドベンチャーゲーム」と聞くと難しそうなイメージを持たれるかもしれませんが、コミカルなキャラクターたちのお陰で取っつきやすく、またシステム的にも途中で詰んだりする要素が排除されているので気楽にプレイする事が出来ます。
やはり売れるゲームは細かいところがしっかりしていますわ。
あえて、あえてケチを付けるならですが、探偵パートは少し冗長な部分がありますかね。ほぼ手当たり次第的なところもあります。
あとは法廷パートでは証人(真犯人)が折れるのがちょっと早くない?とは感じました。少しツッコミを入れると汗ダラダラ流して目がバシャバシャ泳ぐのはいかがなものかと。
「犯人が誰か」を当てるというよりは、「言い逃れ出来ないように犯人を追い詰めていく」という古畑任三郎形式なのでそれでも良いのかもしれませんが、シリアスさとコミカルさのバランスは人によっては違和感を覚えるかもしれません。
しっかしこういうストーリー考えるのって超大変そう。
コナンとか凄いですよね。ほとんど読んだ事ないですけど。
PS Storeでセール中ですが、中古屋さんでパッケージ版探したらもっと安く買えるかもしれないです。
いずれにせよ、2,000円台は破格。
未プレイの方はこの機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。
そういえばスマホアプリ版は逆転裁判1の途中まで無料プレイ出来るらしいですよ。(続きをプレイするなら課金してね的なやつ)