たまゆらこれがワンピース(ひとつなぎの大秘宝)か
龍が如く7外伝、龍が如く8と連続でプレイしてきて、2026年1月時点でシリーズ最新作の「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」もクリアしたのでレビューです。
本編クリア & サブコンテンツほどほどプレイで30時間ほど、そこからトロコンまで+10時間、更にトロフィーにすらなっていないやり込み要素まで完全コンプリートで+20時間、合計60時間ちょい遊び尽くしました。
前作、龍が如く8のレビューはこちらです。

龍が如く8外伝とは
2025年にPS4/PS5/Xbox/Steam(PC)で発売。
龍が如く8から半年後のお話で、還暦を迎えた真島の兄さんが主人公です。
真島の兄さんを操作できるのは0と極2以来でしょうか。
舞台はハワイがメインで、その他いくつかの小さな新規マップが登場します。龍が如く7外伝と同じく神室町は未登場です。
ゲームシステム
アクションバトルに回帰。
バトル以外のシステムは概ね龍が如く8と同じ。アロハリンクス、フォトラリー、OKAサーファー、トロリー、全体マップからのタクシーファストトラベル等々。ミニゲームもクレイジーデリバリーや不審者スナップが続投しています。
また、衣装をパーツ単位でコーディネート出来る機能は7外伝から引き継がれており、ムービー中もしっかり反映されます。
バトルスタイルは完全新規の「パイレーツスタイル」と、従来のスタイルをベースにした「狂犬スタイル」の2つ。
「パイレーツスタイル」はカトラス二刀流に加えてワイヤーフックや銃で戦う集団戦向けスタイル。ガード性能も高いです。

「狂犬スタイル」はお馴染みのドス攻撃に加えて、過去作でプレイヤーを苦しめた分身まで使用可能。新規技としては虎落としのようなカウンター技まで習得します。

またメインストーリーと並行して進める事の出来る大型サブコンテンツ、過去作で言うところのキャバクラ運営やら不動産業やらクランクリエイターやらドンドコ島やらのポジションですね、こちら本作では海賊稼業です。
船員集めと船員強化、船のカスタマイズ、艦隊戦、敵船に乗り込んでの殴り合い、財宝集めと、なかなかのボリュームを誇っています。






ストーリー
8本編でグダグダになったネレ島の核処理施設。この後始末を行う事になった元極道たち。
真島の兄さんや子分の西田や南は後始末の後見人としてネレ島入りしたが、日本に帰国する際に船が沈没してしまい真島の兄さんは行方不明に。
小さな孤島に打ち上げられた真島の兄さんは記憶喪失となっていて、なんやかんやで海賊になるというお話です。



登場人物紹介
真島 吾朗



記憶喪失しているため「嶋野の狂犬」らしさは鳴りを潜め、0の時のような人情味溢れるキャラクターとして描かれています。
こちらが兄さんの本質なのでしょうか。
サブストーリーの変態どもに対して軽快にツッコミを入れて回る姿に痺れます。
なんなら冴島がボケて真島の兄さんがツッコミに回る場面も。
ノア・リッチ


孤島に打ち上げられた真島の兄さんを助けた、命の恩人にあたる少年。
ノアの「島の外の世界を見たい」という願いを叶えるため奔走する事に。
ジェイソン・リッチ


ノアの父親で飲んだくれツンデレ親バカの元海賊。
マサル・フジタ


ジェイソンの元部下の海賊で、用心棒 兼 コック。
秋山と龍司出せっつったら秋山竜次が来た。
志垣 輝彦


元東城会直系「志垣組」組長。
ネレ島の後始末のため国に働きかけたりと有能ではあるのですが、如何せん言動が小物臭い。
こんなのが直系組の組長なんかやっていたのか…
ロドリゲス


敬虔なパレカナ教徒である「ハク」の偉い人。
ネレ島に常駐し、表向きは元極道たちのネレ島後始末に協力中。
冴島 大河


真島記憶喪失の報を受けて日本から駆け付けた渡世の兄弟。
やっぱりいいですよねぇ…真島と冴島の絡みは…
ここが凄いぞ 龍が如く8外伝
- 真島の兄さんが主人公だもん
- 正統進化した気持ちの良いアクションバトル
- QTEの完全排除
真島の兄さんが主人公
結局この一言に尽きるかと。
みんな大好き真島の兄さんが最初から最後まで大活躍するというだけで作品として価値があります。
逆に言うと兄さんの事が好きじゃないという人は本作の魅力激減ですが。

正統進化した気持ちの良いアクションバトル
とにかくモーションがド派手でスピーディーです。
あと敵が硬すぎない。3を久し振りにやったらもう本当に敵がガードガチガチで怠かった…
7外伝のアクションも凄いなーと思いましたが、更に気持ち良く進化しています。
龍が如くシリーズとしては初めてのジャンプボタンも実装。まぁジャンプはあっても無くてもという感じではありますが、アクションの幅が広がったのは間違いありません。エリアルレイヴを決める兄さんカッコイイ。
アクションバトルが苦手な人向けに、一つのボタンを連打するだけで状況に応じて様々な技を繰り出してくれるセミオートモードもあって気が利いています。
QTEの完全排除
設定からQTE自動実行のオンオフが切替可能です。
オンにすると勝手にQTEを成功させてくれます。素晴らしい。素晴らしすぎる。
ここが残念 龍が如く8外伝
- メインの探索が8と同じホノルル
- ザコ敵のエンカウントが避けづらい
- やってもやらなくてもいい要素が多くてもったいない
- 細かいところでストレスが溜まる
- 実写ムービーの秋山劇場は…
メインの探索が8と同じホノルル
8で散々歩き回ったホノルルをまたゼロから探索するのは若干ウンザリします。
新規マップは2つあるものの激狭で探索のし甲斐がないですし。
8と8外伝で発売日が1年離れており、発売日にプレイしている人は1年振りで懐かしいなぁとなるでしょうから、連続でプレイする方が悪いとも言えますけど。
ザコ敵のエンカウントが避けづらい
7外伝と同様ザコ敵とのエンカウントが避けづらく、更にエンカウントを抑制するアイテムもありません。
なんででしょうね?過去作は毎度あったと思うのですけど、そういうアイテム。
やってもやらなくてもいい要素が多くてもったいない
やりたい人だけやればいいと言えば親切そうに聞こえますが、せっかく実装したのだったらもうちょっと報酬をしっかり用意するなりイベントを発生させるなりすればいいのにと思うケースがままあります。
料理とかペットとかアロハリンクスとか財宝集めとか、この辺はコンテンツとして半分死んでいます。
アロハリンクスのラブフレンドコンプリートしたら「とってもすごいです!」の一言が表示されるだけとか、財宝コンプリートしたら画面に一瞬COMPLETEって表示されるだけとか。
料理も別にやらんでも何も困らないですし、ペットの世話をしても何も有利になりませんし餌やり以外にやれる事もないですし。
もうちょっと活かせなかったのかなぁ、もったいないなぁと思います。
過去作品にも任意プレイで報酬もイベントも無いコンテンツはありましたが、本作はメインストーリーが短く相対的にサブコンテンツの比重が大きくなるため余計に気になります。

細かいところでストレスが溜まる
ジュリズギアワークスの資材交換が一つずつしか出来なかったり、ペットの餌やりが面倒だったり、ミニゲームのロードがいちいち長かったり。
ドラゴンカートのヴァーサスモードはなかなかピキッとしました。慣れないうちは瞬殺される(文字通り数秒で死ぬ)のにリトライに長めのロードが挟まるのが辛い。
不審者スナップのクリスタルパピヨン戦もリトライが大変でしたねぇ。

OKAサーファーに乗ったままアイテム拾ったり挨拶したり出来るようになったのはとても良いのですけどね。でも乗ったままだと人に話しかけられないのは残念だったり。
実写ムービーの秋山劇場は…
何故かマサル(ロバート秋山モデルのキャラ)だけ、サブストーリーで長尺の実写ムービーが流れます。
好きな人は好きでしょう。私はもう寒くてダメでした。
頑張ってスキップせずに観ましたけど、いやーキツイっす。
これを作るのにどれだけの時間と費用がかかるのかは知りませんが、その開発コストをメインストーリーやサブコンテンツに回した方が良かったのでは…


総評
敵側にも事情や信念があるというのが龍が如くシリーズの(というかイマドキの創作の)基本ですが、本作は敵が普通に悪いやつらです。
あっと驚くような裏切りやドンデン返しもなく、素直に真っ直ぐで分かりやすい勧善懲悪のストーリーが展開されます。
龍が如くシリーズとしてはかなり異端なストーリーとキャラクター群。まさに外伝。
短い本編ストーリー & 使いまわしのマップ & 使いまわしのミニゲームやサブコンテンツで、目新しい要素は戦略性に乏しい艦隊戦くらい。これで定価7,000円はちょーーーーっと高いかなぁというのが正直な感想。
ゲームとしてだけ見たら凡。
つまらなくはないのですが、「え?もう終わり?これで7,000円?」感は否めません。
総評は「あなたの真島愛次第」です。
エピローグの冴島との語り合いは良かった。

龍が如く8のレビュー記事はこちらです。

本作のトロフィーコンプリートガイドはこちらです。


