たまゆらそこに隠し通路あるぞ
実はFF3の3Dリメイクって未プレイでして。DS持っていなかったので。
あのルーネスとかレフィアとかのやつですね。
やりたいやりたいと思いつつ時が流れること早20年、たまたまSteamでセール中だったのを見つけたので購入しました。800円也。

そしたら100%楽しむためにはやるしかないじゃあないですか、まずはFC版FF3を。
小学生当時、父と一緒にクリアした事をよく覚えています。


というわけでニンテンドークラシックミニ(ミニファミコン)を引っ張り出してきて久し振りに遊んでみました。
やはり間違いないゲームですわ、FF3は。
数十年振りにプレイしての感想なんぞを残しておきたいと思います。
FF3とは
1990年発売。同期はドラクエ4やメガテン2や初代FEですね。スーパーファミコン本体が発売した年でもあります。
FE暗黒竜ってそんな新しいんだ。もっと古いかと思っていました。
FF3の売り上げは140万本ほど。
FF1が50万本、FF2が70万本ほどなので、FFというゲームが本格的にスターダムにのし上がった記念すべき作品とも言えます。
ここが凄いぞ FF3
- ファミコンの極みに達したサウンド
- 敵が強いから面白いというゲームバランス
- もっさりしているはずなのにゲームテンポが良い
◎ファミコンの極みに達したサウンド
しかし改めてBGMが素敵です。捨て曲無し。
思い出補正がバリバリ入っている事は理解していますけど、それにしたってどれもこれも良い曲が過ぎる。
「クリスタルルーム」からの「悠久の風」、「果てしなき大海原」からの「水の巫女エリア」、そして「クリスタルタワー」からの「闇のクリスタル」からの「最後の死闘」
自分が住んでいた世界がちっぽけな島の一部でしかなかった事を知り、期待を胸にいざ地上に飛び出してみたら見渡す限り海で人の気配は皆無。そんな孤独と絶望とほんの少しの希望が入り混じった「果てしなき大海原」は、ゲームのバックグラウンドミュージックとしては頂点だと思っています。エンタープライズのプロペラ音がまた合うんだよなぁ…
またFF3のBGMと言えばドラム。バスドラムは本来ファミコンでは出せない音色ですが、ファミコン本体のエラー音を利用して再現しているそう。制約のある中で最大限のパフォーマンスを追求するプロ魂を感じますね。この素晴らしいドラミング技術をフル活用したラスボス曲「最後の死闘」は、女神転生2の「Death Match」と並ぶファミコン戦闘曲界の至宝です。


◎敵が強いから面白いというゲームバランス
意図的な稼ぎをせずストレートに進めているとザコ敵戦でもまず苦戦を強いられます。
だからレベルアップや装備新調が嬉しい。ジョブチェンジや戦法の見直しが楽しい。苦労させられた敵が倒せるようになって面白い。
これぞJapanese Command RPGの醍醐味です。
また本作からは、ただ強いだけではなく明確な特徴を持ったボスが多数登場します。
炎耐性が無いと簡単に全滅するサラマンダー、バリアチェンジのハイン、言わずと知れたガルーダ、ワンパン確定の2ヘッドドラゴン等々。




こんなにも尖った性能で登場しプレイヤーの戦法でもって攻略させるボスたちは、RPGとしては実は初めてだったのではないでしょうか。
ジョブシステムも最大限に活かした見事な試みだと思います。
同期のドラクエ4だってクセのあるボスってあまりいないですよね。ベロリンマンくらい?それでも対策が打てるわけではなく結局殴るしかないわけですし。え、エビルプリーストに奇跡裸ミラシライアンですか…?
◎もっさりしているはずなのにゲームテンポが良い
キャラやカーソルの移動速度は遅いですしエンカウント率はかなり高いです。
それなのに何故かゲームテンポは良く感じます。
- 全体的に敵のHPが低め
- 軽快で爽快な攻撃アニメーション
- レベルアップまでの必要経験値が少なめ
- レベルアップによる戦力アップ幅が大きい
- シンプルで無駄の少ないストーリー展開
これらの要因が大きいと感じました。
サクサク進むしサクサク強くなる。
あとBGMが良いから多少もっさりでも気にならないというのもあるかと思います。
ここが残念 FF3
- アイテム管理が大変
- アイテムドロップが寂しい
- プロテスが強すぎる
- やっぱりラスダンにセーブポイントは欲しい
×アイテム管理が大変
所持可能アイテム数が少ないというのと、アイテムの並び替えが出来ない(戦闘毎に戻ってしまう)という2点があります。
前者はアイテム管理もゲーム性と言えばそれはそう。なのですけどジョブチェンジで臨機応変に攻略する楽しみ方が難しくなっています。他ジョブの余計な装備を持つ隙間すら厳しい。
後者はなんでポーションが後ろの方にあんねん。戦闘中に使うの面倒なんじゃあ。
×アイテムドロップが寂しい
戦闘に重きが置かれたゲームですが、モンスターからドロップするアイテムはしょぼい消耗品がほとんど。
というか3色ドラゴンが落とすオニオン装備以外、全部消耗品です。
レアでちょっと先の装備が落ちるとかあったら更に楽しみが増えたかなぁ。
同様にシーフの盗むもほぼ機能していません。FF9みたいにボスから盗みまくるの推奨なのもそれはそれで嫌ですけど。
×プロテスが強すぎる
数回かければどんな攻撃でも1ダメに抑えてしまうプロテス。
高精神の導師や賢者で使えば2,3回でラスボスの攻撃もあっという間にゴミクズになってしまいます。

使わなきゃいいじゃんという話ではあるのですけど、他に被ダメ軽減する術が無いのですよね。
じゃあ重ねがけしないで一回に留めれば良い。うん、それはまぁそうなのですが、なんかね、中途半端に手加減している感が微妙にモヤッとするというか。
攻略に抜け道がある事は悪い事ではありませんが、お手軽すぎる&強すぎるのが問題なのかもしれません。
×やっぱりラスダンにセーブポイントは欲しい
ノーセーブで軽く2時間、初見なら3時間はかかるかもしれない伝説のラストダンジョン。
全8階のクリスタルタワーを登りきってザンデと戦闘、闇の世界に突入して4フロアに居座る四天王を倒し、そしてラスボスとそのまま対決。この間ノーセーブ、ノー宿屋、全滅したらタイトル画面直行。

やはり闇の世界の入り口あたりで一回セーブしたいです。
アーリマンの開幕メテオや2ヘッドドラゴンのガブガブ攻撃で全滅したらまたクリスタルタワー入り口からやり直しというのは、心がポッキリ折れてRPG全般がトラウマになったとしても不思議ではありません。
セーブポイント設置が無理なら、せめて、せめてテレポで脱出させてくれても…全滅=即タイトル画面なのに2時間強制ノーセーブは非情すぎますて。
だからこそ後世にまで語られているという側面はありますけども。
ラストバトル直前でセーブ可能だけどどうやっても脱出不可の七英雄「逃さんお前だけは」とどっちが鬼畜ですかね。初見時のインパクトは七英雄が上か。
動画
↓オープニングから適当なところまで。
↓ラストバトルからエンディング。
総評

いやもう本当に楽しかった。今でも普通に楽しめました。
アムルの町でシーフと空手家の装備が揃うタイミング超好き。火力アップが気持ちええんじゃあ。
BGMカッケーとかジョブチェンジシステムの戦闘サイコーとかそんな事はもちろん百も承知だったわけですが、今回改めてプレイしてみて想像よりサクサク進むなぁというのが新しい発見でしたね。
レトロゲームっていくら名作と言えど大体キーレスポンスの悪さとUIの不親切さと移動速度の遅さと鬼エンカウント率とでストレスが避けられない事が多いですけど、FF3はそれらを感じさせません。
ストレス源が全く無いわけではないですが、楽しさが上回っていて気にならなくなっているのですね。
総評は「今なお色褪せない歴然たる超名作」です。
今回のようにミニファミコン(HDMIのゲーム機)をPCに繋いでスクショや動画を撮る方法については、こちらの記事にまとめてあります。


