星ドラ&FFBEサービス終了のお知らせから学ぶ「誠意」とは

たまゆら

形あるものはいつか壊れる

スマホアプリゲーム「星のドラゴンクエスト(星ドラ)」と「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)」が共に2025年10月31日をもってサービス終了します。

どちらも10年続いたそうで。

10年は凄いですよ。iPhone6sが発売されたのが2015年ですからね。あれ、そう聞くと最近のような…(老人の時間感覚)

サービス終了発表に伴い、プロデューサーからレターがありました。

この内容がなかなか興味深かったので紹介したいと思います。

こういう時に一番伝えるべき内容は「サービス終わっちゃってごめんね許してちょ」でしょう。サービスが終了して嬉しいユーザはいない(と思いたい)ですから。

では、どうすればユーザが「仕方ないなぁ」と思ってくれるのか。

下記は星ドラのプロデューサーレターの抜粋です。

みなさまの応援に支えられ星ドラは多くのコンテンツを備えることができました。
また、多種多様なそうびやスキルを誕生させ、発展を続けることができました。
これはたいへん喜ばしいことでございますが、各種要素を制御し、バランスを調整し、不具合なく制作を終える難度は次第に高まっていきました。
ゲームプログラムは膨大な機能の集合体です。
個々は問題なく動作していても、絡み合った際に思わぬ挙動を示すことは多々あります。
運営・制作チーム、特に開発作業に携わる者達は常に効率化に尽力し、時には発明することでこれらの課題を乗り越えて参りましたが、いよいよプレイヤーのみなさまに影響を及ぼさずに運営を続けることが難しい状況に至った次第でございます。

バランス調整のコストがかかりすぎて儲けが出なくなってきたから終了、と読み取れます。何故バランス調整にコストがかかるのかという理由にも踏み込んでいます。

それじゃあ仕方ないなぁ。(新要素を次々実装して課金させるというソシャゲのシステムはさておき)

私は星ドラをプレイしていないので実情は分かりません。現役ユーザにとっては納得いかない説明なのかもしれません。

どのような運営であったかはあずかり知らぬところですが、フラットな目線で文章を読んだ時に充分な誠意を感じました。

どうすれば誠意が伝わるのか。どうすればごめんなさいの気持ちが伝わるのか。どうすれば相手に許してもらえるのか。

それはもう取り繕わず、具体的に、ぶっちゃける。これに尽きるのだなと。

当たり前ではあるのですが、その当たり前を再認識した一件でした。

皆様もソシャゲを運営する際には頭の片隅に置いておくとよろしいかと思います。

過去にFF7FSが1年でサービス終了した際にアツイ記事を書いていて笑ってしまいました(書いた事忘れてた)。キレキレやんけ。

目次