歴史的名作「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」をトロコンしてレビュー

たまゆら

貴様には死すら生ぬるい

PS4/PS5のStoreで「悪魔城ドラキュラXセレクション 血の輪廻&月下の夜想曲」というゲームが購入可能です。

その名の通り、PCエンジンで発売された「血の輪廻」とPS1で発売された「月下の夜想曲」の2本を移植してセットにしてどちらも遊べるようにした作品です。

同セットのゲームは過去PSPにて「悪魔城ドラキュラ Xクロニクル」として発売されており、そのXクロニクルの再移植とも言えます。

こいつがかなり前にPSフリープレイになっていてダウンロード済みだったのですが、ようやく血の輪廻と月下の夜想曲と両方クリアしてトロコンもしました。

というわけで主に月下の夜想曲についてレビュー記事を投稿したいと思います。やっぱり私たち世代には月下の夜想曲のインパクトが凄かったですしね。

目次

月下の夜想曲とは

な、懐かしい…

月下の夜想曲の原作はPS1/セガサターンのゲームで、現行機ではPS4/PS5/スマホアプリでプレイ可能です。SwitchやSteamが未対応なのは珍しい。

内容はほぼほぼ原作そのままの移植です。

PS4/PS5版はダウンロード専売(海外ではパッケージ版も発売されているとか)で血の輪廻とセットで定価2,178円。けどしょっちゅうセールやっています。

スマホアプリ版はiOS/Android共に対応しており月下の夜想曲単品で480円。やすぅーい。

月下の夜想曲は、今やインディーゲーム業界において一大ジャンルとなったメトロイドヴァニアを爆発的に広めた始祖です。探索型2DアクションRPGですね。

広大なマップをあっち行ったりこっち行ったり、特定のアイテムを手に入れたら戻ってギミックを解いて別の道を進んでーというプチ謎解き要素に加え、レベルアップや装備ドロップといったRPG的な楽しみもある、みたいなやつです。

至って普通の横アクション
そこに装備やレベルといったRPG的な要素も

ストーリー

幾多の死闘の末、闇の神官シャフトの手によって復活したドラキュラ伯爵は、
リヒター・ベルモンドにより倒された。
しかし、それから4年後の満月の夜、彼は謎の失踪を遂げた。

行方を追って、あての無い旅に出たマリア・ラーネッドであるが、
道中、行き先を示唆するかのように、ある事件が発生した。
伝説では百年に一度しか蘇るはずのないドラキュラ城が、忽然と姿を現したのだ。

時を同じくして、一人の男にも異変がおきていた。
彼の名は、アルカード。
かつて、ラルフ・C・ベルモンドと共に、父であるドラキュラを滅ぼした男だ。
彼は自分の呪われた血を絶つために、自らその能力を封印し、醒める事のない眠りについたはずだった。
だが、その眠りは妨げられ、汚れし故郷が復活した事を知った。

そして今、様々な思いを抱き、宿命の魂がドラキュラ城に集う。
闇に浮かぶ月だけが真実を知るのか・・・。

公式より

前に倒したはずのドラキュラが復活したからまた倒しに行くかー、というお話。こいついつもドラキュラ倒してんな。

悪魔城ドラキュラシリーズでは、代々ヴァンパイアハンターであるベルモンド一族を操りドラキュラを滅するというのが定番ストーリーになっていますが、この時に仲間が増える場合があります。

本作では、過去作でラルフ・ベルモンドの仲間になったキャラの一人、吸血鬼と人間のハーフであるアルカードが主人公になっています。

登場人物紹介

アルカード

後ろ向きにしかダッシュ出来ないタイプのドラキュラ。

父は悪いタイプのドラキュラで、母は人間。

不愛想で冷徹と見せかけて、数百年前に一緒に戦ったベルモンドの末裔(リヒター)を気にかけたり、初めて会った人間(マリア)の頼み事を無下にしなかったり、母を辱めた相手を怒り心頭で地獄に落としたりと、意外と情に厚く人間臭くロマンチスト。

「貴様には死すら生ぬるい」

リヒター・ベルモンド

「月下の夜想曲」のストーリーが始まる5年前の「血の輪廻」にて主人公を務めたヴァンパイアハンター。

今回もリヒターがドラキュラを倒しに行けばいいんじゃないの?と思いきや、リヒターは失踪しており、悪魔城の中でなにやらモゾモゾ行っている様子。まぁ悪い神官に操られているのですけどね(30年前のゲームのネタバレ)

「滅びよ!ここはお前の住む世界ではない!」

マリア・ラーネッド

こちらは血の輪廻の最強ヴァンパイアハンター マリアさん

リヒターの義妹で、5年前の「血の輪廻」にてリヒターと共にドラキュラを滅した少女。

ベルモンド一族であるリヒターを差し置いて、その驚異的な身体能力で最強のヴァンパイアハンターの名を欲しいままにしました。

失踪したリヒターを探して単身悪魔城に乗り込んだところでアルカードと運命の出会いをします。

「マリア兵器だもん!」

ドラキュラ伯爵

アルカードのパパで悪いドラキュラ。

過去作で何度もベルモンド一族に倒されていますが、その度に復活を遂げています。

「私は自らの力で蘇るのではない。欲深な人間どもによって蘇るのだ」

図書館の主

ドラキュラ伯爵に仕えるおじさん。

過去に息子アルカードの世話をしていた事もあるのか、アルカードからは爺と呼ばれてなんだか親しげ。

ケツを叩かれると喜ぶタイプの変態。

ここが凄いぞ 月下の夜想曲

  • 耽美的な世界観に酔いしれる
  • 豊富な武器と攻撃モーション
  • 難易度は低めだが拘りプレイが可能

◎耽美的な世界観に酔いしれる

ストーリー、グラフィックやエフェクト、ステージギミック、BGMとSE、キャラクター、アイテムやモンスターのフレーバーテキストとフォント、その全てが耽美的であり官能的でありゴシックホラー爆発です。

え、意味が分からないですか?要は厨二心をくすぐるという事です。

レーヴァテイン、ダークメタモルフォーゼ、ケツアルクアトル、ベルゼブブ、逆さ時計塔…なんと甘美な響きでしょうか。

厨二成分濃厚なストーリー
グロテスクなボスも魅力の一つ

◎豊富な武器と攻撃モーション

悪魔城ドラキュラというとムチのイメージですが、本作では短剣やら長剣やら両手剣やら投剣やらメリケンサックやら棍棒やらを好きに装備して戦えます。

更に同じカテゴリーに属する武器でも、見た目が異なりモーションが異なり必殺技まで異なるという作り込みよう。(同じモーションの武器もありますけど)

◎難易度は低めだが拘りプレイが可能

普通にクリアするだけなら歴代でもトップクラスに簡単で、他アクションゲームと比較しても易しい方です。

ただ、レベル制である事と豊富な装備がある事で、プレイヤー一人一人の拘りプレイや縛りプレイが可能になっています。

レアドロップ集めとかもいいですよね。プレイの幅が広いです。

ここが残念 月下の夜想曲

  • レトロゲー特有の不便さはある
  • コマンド入力がややシビア

×レトロゲー特有の不便さはある

PS1のゲームをレトロゲーと呼ぶ事の是非は置いておきまして。

ワープポイントは点在しているもののワープ先が指定できない、ゲーム内唯一のショップからセーブポイントやワープポイントが遠い、回復アイテムの使用手順が面倒など、ゲームの面白さには直結しないような不便さはあります。

いや、だからいいのか?ゲームの永遠の課題ですね。

×コマンド入力がややシビア

ハイジャンプが「↓↑ジャンプボタン」なのですけどこれが思うように成功しません。なんでだ。

またコマンド入力で必殺技が使用可能なのですが、2Dアクションにしてはコマンドが複雑です。

SNKの格ゲーかな?

↓↑ジャンプすらミスるおじさんにこれは厳しい。

まぁ必殺技を全く使わなくてもクリア出来る程度の難易度ではあるのですが。

動画

「血の輪廻」のリヒターエンドとマリアエンドです。マリアエンドは7:30くらいから。

「月下の夜想曲」のトゥルーエンドとリヒターぶっ殺しバッドエンドです。バッドエンドは12分くらいから。

総評

  • 一本道ではなく、ある程度好きに攻略出来る
  • 多数の特徴的な武器防具の存在
  • レアドロップとレベル制により、狩る楽しみを持たせた

今でこそ当たり前な要素ですが、当時はこれらを組み合わせた事が画期的でした。

レベルを上げて強い装備を集めればアクション苦手ユーザでも楽しめるというのもストロングポイント。

とにかく懐が深いのですよね。

からの、圧倒的な世界観。徹頭徹尾すみからすみまで徹底的に悪魔城ドラキュラ。

改めてプレイしてみるとやはり人気が出るのには理由がある。

総評は「ゲーマーなら触れておくべき歴史的一本」です。

スマホのタッチプレイだとさすがに操作しにくそうですけど、スマホでもBluetoothコントローラ使えるみたいっすよ。

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