レトロゲーマーがFF10HDリマスターの追加ボスまで倒してレビュー

たまゆら

世界一ピュアな名シーンしか無いゲーム

今更ですが、FF10 HDリマスターを購入 & 追加隠しボス討伐までプレイしました。

初プレイ時はティーダの年齢(17)、再プレイ時はアーロンの年齢(35)を超えているという。

いやぁしゃぶり尽くしていますね。

ってかアーロンって35歳なんだ…

ずっとやりたかったのですけど中古価格が一向に下がらなくて。

PS4版、2015年発売なのに未だに中古で6,000円とかしますからね。

現在FFシリーズで一番高いソフトなのではないでしょうか。

今回PS Storeのセールがあったのでようやく購入出来ました。

目次

FF10ってどんなゲーム?

2001年7月19日に発売された、FFシリーズ初のPS2タイトルです。

今でも通用しそうなほどの美麗なグラッフィックを誇り、またシリーズ初のキャラクターボイスが採用されました。

PS2ソフトの国内売上ランキングではドラクエ8に次ぐ2位。

その出荷本数は全世界で最終的に800万本を超えています。パねぇ。

2020年に実施された「全ファイナルファンタジー大投票」では、FF7を抑えて堂々の人気1位を獲得。

そりゃあ中古価格も下がらないわけですわ。

リアルタイムに進行する戦闘(ATB)の廃止、キャラクターを自由に成長させる事の出来るスフィア盤などが特徴的。

それ以外は無難にファイナルファンタジーしています。

特にキャラクター、世界観、ストーリーは評価が高いですね。

分かりやすくも作り込まれていて、かつ感情を揺さぶられるストーリーが展開されます。

分かりやすいというのが重要。

って、こんな皆さんご存知だと思われる話はもういいですかね。

HDリマスター版の追加点・変更点

実はほっとんどありません。

画質が良くなったのと、BGMを原曲/アレンジで切り替えられるだけ。

追加要素も無ければ倍速機能も無敵モードもありません。(PC版のみ倍速あり)

名作は余計な事をしなくても名作だという事が確定的に明らか。

本作はインターナショナル版のリマスターなので、無印以来のプレイヤーであればインターナショナルの追加要素という意味ではあります。

こちらはそこそこボリュームがあり、スフィア盤を2種類から選べたり、武器(アビリティ)が追加されていたり、隠しボス(ダーク召喚獣やデアリヒター)が追加されていたりします。

あ、後は超重要な変更点が一つ。

とれとれチョコボの0秒狙い裏技は出来なくなりました。

クソが。

名シーンプレイバック

親の顔より見たオープニング。メタクソ綺麗になっています。

オープニングの場面までは回想という形でゲームが進んでいく演出がニクい。

脇ツル名言製造おじさん。

リマスターでルールー姉さんの美人度も200%増し。

朝河蘭さんにはお世話になりました。

FF10を代表する名セリフ。通常画面が綺麗すぎてムービーになると逆にちょっと違和感が。

リュックかわいいですよね。「思い出は優しいから甘えちゃダメなの」

出ました笑顔の練習。初プレイ当時は見ている方が恥ずかしくなったものですが、今となっては微笑ましくも思います。

成長する前のワッカさん。こういうフリがあるからシドへの謝罪が引き立ちます。

ズキュウウウン

ユウナの未来を知っているがゆえ、ユウナの像作るぞツノも付けるぞと言ってくれるロンゾの言葉が胸に響きます。

皆のトラウマ。やっぱり何度か全滅しました。

物語が大きく動き出す瞬間。よくこんなストーリー思い付きますよね。

ティーダとユウナの水中セックスを見守るキマリさん。ガードだから仕方ない。

アルベドサイクスの最強キーパールムニクがまさかのキッパと交代させられていて笑ってしまいました。

皆のトラウマその2。さすがにここは初見殺しのイメージが強すぎて攻略方法を覚えていたのですんなり行きました。

アニキって名前なのか愛称なのか。カッコイイからどちらでもいいですね。

相変わらずBGMが素敵すぎるラストシーモアバトル。シーモアとは何度も戦いますが毎回BGMが異なるオシャレさん。

このゲームには名シーンしか無いんか。

おまけ(むしろ本編?)のすべてを超えし者。

インターナショナル追加の隠しボス、デアリヒター。

個人的に感じた良いところ

おっさんがおよそ20年振りにプレイして感じた良かったところ。

  • ティーダの声優さんの演技力
  • 訳分かってないティーダと訳分かってないプレイヤーの心情がリンクするストーリー展開
  • 戦闘中にもストーリー進行に合わせたセリフが入る
  • 7以降のFFとしては分かりやすく、納得しやすいストーリー
  • 想像していたよりアーロンがヤンチャでやりたい放題
  • ブリッツボール楽しい
  • やり込み要素の充実っぷり

さすがに細かいところまでは覚えていませんでしたが、大枠のストーリーとオチは覚えていました。

初プレイ時はキャラクターたちが皆大人に感じたものですが、今プレイすると全く異なる視点で楽しめましたね。当たり前ですが。

とにかく勢いがある。青春がある。若いっていいなぁって感じ。ザ・おっさん。

その若さが心地良かったです。

訓練所のオリジナルモンスター、すべてを超えし者、追加ボスのダーク召喚獣やデアリヒターはかなり強力で一筋縄ではいかず、育成のやり甲斐を感じられるのも良かったです。

むしろラスボスを倒してからが本番。

最大限に育成しても倒す相手がおらんという残念なゲームは結構ありますしね。

個人的に感じた残念なところ

  • 名前ティーダ固定で良くない?
  • 行動したキャラに経験値が入るバトルシステム
  • 寺院パズル…
  • エンカウント率が結構高い
  • 雑魚モンスターの種類が少ない
  • キャンセルできないブリッツボール準備画面
  • イベントやムービースキップ不可
  • とれとれチョコボ、雷避け、蝶探し
  • ダーク召喚獣とかいう簡単に遭遇してしまう初見殺し

ティーダくん、あいつとかお前とか君とか呼ばれてかわいそう。

ボイス無しのモブキャラAしか名前を呼んでくれない。かわいそう。

行動したキャラにしか経験値が入らないシステムもちょっと微妙。

分配制ならまだしも参加人数に関わらず等倍なので全員に行動させないと損した気分になってしまいます。

めんどくさいよぅ。

寺院パズルはなぁ…謎解きのヒントらしいヒントも少なく手当たり次第にスフィアを試してみるケースが多いのが何とも。

謎を解いたというカタルシスも得られにくく、疲労感の方が強く感じられました。

ティーダ、ルールー、キマリの七曜武器強化難易度が高いのも相変わらず。

限界突破だけなら他の武器でも付けられますが、よりにもよって防御無視とかいうクレイジーな効果が付いてしまっているので取れないとやり込みで戦力外になってしまいます。

もちろん最強武器ですから入手難易度が高いのも仕方ないですが、それにしたって他のキャラと比較して難しすぎる。

トロフィーもありますが諦めました。

精神衛生上良くない。

追加要素のダーク召喚獣はストーリーのラスボスなんて秒殺出来そうなほど超強力なのにも関わらず、そこら辺で簡単にエンカウント出来てしまいます。

もっと奥まったところにいてよ。

訓練所モンスターを捕獲しようとしてヘレティックメーガス三姉妹にぶち殺された同志が100万人はいそう。

終わりに

良い作品です。

未プレイの方はもちろん掛け値なしにオススメ出来ますし、既プレイの方も立場や年齢が異なればまた新たな感動があります。

FFシリーズ1番人気は伊達じゃない。

「ゲーム」として100点満点かと言われると個人的には微妙に感じる点もありますが、それを補って余りある世界観とストーリーと演出。

こんなのティーダとアーロンとワッカとユウナとルールーとキマリとリュックの事好きになるに決まってるじゃないですか。

ザナルカンドで流れる「いつか終わる夢」が戦闘に入っても切り替わらないのとかもちょっと凄い。

ところでブラスカ主人公のFF10-0はまだですか。

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