たまゆら桐生一馬 (恐らく)(本当の)最終章
龍が如くシリーズの過去作ってあまりレビュー記事を書いていないような気がしないでもないですが、全作2周以上はクリアしています。
シリーズで一番好きなのはやはり王道を征く0ですかね。
7もストーリーがアツくて分かりやすくて好きですが、改めてプレイしたらミツがレジェンド幹部たちと会話できるくらい出世してるのに笑ってしまった。ミツに何があったのか。
本作龍が如く8は100時間ちょいでサブストーリーやらを含めてクリア、+60時間ほどでDLC追加ダンジョンをクリアしてトロコンも達成したのでレビューを投稿したいと思います。
前作、龍が如く7外伝のレビュー記事はこちらです。

龍が如く8とは
2024年1月にPS4/PS5/Xbox/Steam(PC)で発売。
キャッチコピーは「世界一運が悪くて世界一ハッピーなヤツらの物語」
世界累計販売本数が発売一週間で100万本を突破し、これは龍が如くシリーズでは最速だそうで。
主人公は春日一番と桐生ちゃんのW主人公制です。

舞台はおなじみ新宿神室町、横浜異人町、そして新規マップのハワイ・ホノルル。
ホノルルのマップの広さはえっぐいです。オープンワールドゲームみたい。

ゲームシステム
7から引き続きコマンドRPG形式です。
システム全般は7とほぼ同じですが、戦闘面は相当ブラッシュアップされています。

大ボリュームのサブコンテンツやミニゲームももちろん健在。
大きいところでは、寂れたリゾート島を再開発してオリジナルの街を作る「ドンドコ島」、倒した敵を仲間にして鍛えてチームを組んで他チームと戦うという「スジモンバトル」の2つです。
前者はどうぶつの森、後者はポケモンに似ているらしいです。どちらもあまり詳しくないのでよく分かりませんが。


ストーリー
前作7から数年後、春日はハローワークの職員になり極道大解散で職にあぶれた元ヤクザに仕事を斡旋していたが、暴露系Vtuberにヤクザだった過去を明かされ退職に追い込まれる事に。
無職に舞い戻った春日に沢城のカシラから「ハワイにいる春日の母親が春日に会いたがっている」という話があり単身ハワイへ向かったらあれやこれやに巻き込まれる、というお話です。


春日の母、つまり荒川の親っさんの奥さんは死んだと聞いていたのでビックリ。
あー、あとは冒頭でサッちゃんにプロポーズしたりとかなんかしていましたけど、割とどうでもいいというかストーリーには全然絡まないというか。
登場人物紹介
春日 一番
相変わらずのお人好しっぷりを発揮するおじさん。
本作はちょっと度が過ぎる気がしますけど。


桐生 一馬
お茶目っぷりに磨きがかかっている面白おじさん。


難波 悠
医療器具メーカーに勤務するようになりましたが、なんやかんやあって春日と共に無職に。


足立 宏一
防犯会社を立ち上げるもこちらも無職に。
段ボールを使った潜入が似合いそうとか言われていて笑う。(メタルギアのスネークと声優さんが同じ)


向田 紗栄子
本作のさっちゃんにちょっとイラッとしたプレイヤーは私だけではない、はず。


趙天佑
横浜流氓総帥の座はソンヒに明け渡し、自身は料理人に。


ハン・ジュンギ
パーティー内でもトップクラスのコメディキャラと化したハンジュンギ。影武者の矜持とは。


ソンヒ
コミジュルのトップ兼横浜流氓のトップ。
堂島の龍の大ファンで女の子らしい一面も見せるという、見え見えのギャップ萌えキャラですが、まぁまんまと好きになってしまいますよね。


エリック・トミザワ
ハワイのタクシードライバー。
ハワイ到着後の春日が日本語を話せるタクシーを探した結果、トミザワくんのタクシーに乗る事に。


不二宮 千歳
茜さんちのメイドさん。
アンニュイ気味なボイスが癖になる。


花輪
桐生ちゃんの上司。
相変わらず一言多くてい良い味を出しています。

海老名
星野会長が死んで高部のカシラが逮捕されてしまった後の横浜星龍会の若頭。
極道大解散で仕事が無くなったヤクザたちを集めて新規ビジネスを画策。

山井
ハワイで活動するギャングのトップ。
CV子安。つまり重要ポジションのキャラってわけですね。

ここが凄いぞ 龍が如く8
- 進化したバトルシステム
- 街歩きが楽しい
- 桐生ちゃんの一生を振り返るエンディングノート
進化したバトルシステム
コマンド選択時にある程度の範囲まで動けるようになったので、範囲スキルで巻き込む対象を考えたり味方のいる方向に吹き飛ばして追撃させたりといった戦略性が生まれています。
攻撃モーションは爽快感がありスピーディーで見た目的にも楽しい。クリティカルのヒットストップもギモヂイイ
ジョブシステムも進化しており、他ジョブのスキルを選択して継承できるため自由なキャラメイクが可能です。好き。
かと言ってキャラ専用のジョブやキャラ専用の装備があるのでキャラの個性は死んでいません。
決して奥深~いバトルシステムではありませんが簡素すぎるという事もなく、いい塩梅だと思います。
強い技と弱い技が割とハッキリしているため、RPGに慣れている人だと強い技のゴリ押しでクリア出来てしまうのが惜しいところ。
DLCでEX-HARDモードを解禁するとゴリ押しが厳しくなってあらゆる手を使って攻略する楽しさがあるのですけどね。有料なのはちょっと。
街歩きが楽しい
アイテム拾いにパーティーチャットに宴会トークに固定沸きの強ザコ狩りにフォトラリーに桐生ちゃんの思い出探しにと、とにかく街中至るところに仕掛けがあるため、街を探索するのが楽しい楽しい。景色もキレイですし。
MOTHER2よろしく自分より弱い敵は即戦闘終了させるクイックバトル機能も気が利いておる。
桐生ちゃんの一生を振り返るエンディングノート
既に死んだ事になっている桐生ちゃんですが、実際に死ぬ前に色々やりたい事やっておこうぜというサブコンテンツ。
懐かしの面々が登場して、いやぁこれはもうシリーズファンはたまらないのではないでしょうか。



エンディングノート登場人物 (ネタバレ含むので折り畳みで)











まさか狭山が出てくるとは思いませんでした。ユキちゃんといい、顔変わってなさすぎでしょう。
しかし南雲(宮迫博之さん)と勇太(藤原竜也さん)は未登場。
芸能人モデルを使っているからでしょう?いい加減止めたらいいのにね。芸能人使うの。キャー!あのお方が出るなら買うー!って言うほどなるの…?
それはそれとして九州一番星でシンジとの想い出を語る場面はちょっとグッときました。あ、でもこのエピソードはエンディングノートじゃなくて宴会トークか。
ここが残念 龍が如く8
- 敵キャラに魅力が無さすぎる
- 極道らしさの欠片もないストーリー
- ギミックも何も無い殺風景なダンジョン
- マッチングアプリとかいう自分を捻じ曲げて相手を騙すだけのミニゲーム (サブストーリー&トロフィー対象)
敵キャラに魅力が無さすぎる
ボス格のキャラは新規で5,6人出てきますが、カッコイイ男がいないのですよ。カッコイイのは山井くらい。
こちとらカッコイイ男が見たいから龍が如くやってるの。
エイちゃんもドワイトも楢崎もウォントーもブライスも、どいつもこいつも小物臭すぎる。どう凄いのかどう恐ろしいのかというエピソードが不足しています。
「ブライスに逆らうと大変な事になるぞー」と周りの人が騒ぎ立てますが、サブマシンガンと手榴弾を使うただの100歳超えたお爺ちゃんやんけ。それはそれである意味怖いですけど。
いやまぁ命まで捧げる狂信者が沢山いるというのがブライスの恐ろしさなのでしょうけど、そのカリスマ性に説得力を持たせる描写が無いんよ。
男らしさで言えば神宮や宗像と同レベルですし、神宮や宗像の方がバックボーンが描かれるだけまだマシかもしれません。
極道らしさの欠片もないストーリー
春日も桐生ちゃんも極道ではないですし極道大解散の後ですから当然と言えばそれまでですけど。
現実の社会問題をネタにするというのは過去シリーズのサブストーリーでも度々ありましたが、今回はそれがメインストーリーになっています。
ネット炎上だの暴露系Vtuberだの。個人的には興味ありませんし心が動きません。心底どうでもいい。


Vtuberに振り回されて右往左往する龍が如くって。任侠は何処へ。
いちいちスマホカメラを向けてくる人たちやSNSに振り回される愚民を風刺的に描いていますが、そういうのはぺルソナでやればいいじゃない。
そんなんだからストーリーにも龍が如くらしいアツさが無いです。で、敵キャラの薄っぺらさが盛り下がりに拍車をかけている始末。
あといつも以上に行き当たりバッタリのライブ感が強すぎませんかね。
エンディングが投げっぱなし気味なのもなぁ。
ギミックも何も無い殺風景なダンジョン
7でもあった力試しダンジョン。
全80階層、更にDLCで+25階層ありますが、これがギミックも何も無くただひたすら扉を開けて進むだけのダンジョンで退屈と言わざるを得ません。
扉開けるモーションも鬱陶しい。
本編エンディングを観たいだけであれば踏破必須ではありませんが、本作を楽しみきるために避けては通れません。
戦闘は楽しいだけに残念。
総評

龍が如くに何を期待するかで評価は変わるかと思います。
そもそも「龍が如くは極道ゲームなのか?」と問われると大分前から怪しい部分はありましたが、それでもギリギリ体裁は保っていました。
本作は極道ゲームではなく、「おっさんたちがワチャワチャしながら現代社会の闇に切り込むゲーム」です。
慣れ親しんだキャラクターたちがワチャワチャする。嫌いじゃないですよ。嫌いじゃあないですが、やはり極道ゲームがやりたい者としては寂しいものがあります。
ストーリーやキャラクター以外の部分は花丸です。
総評は「期待しすぎなければ充分楽しめる質の高いコマンドRPG」です。
次回作は過去に戻って桐生ちゃんがバリバリ極道していた時期のゲームがやりたいけど無理っすかね。
次作、龍が如く8外伝のレビュー記事はこちらです。

前作、龍が如く7外伝のレビュー記事はこちらです。

トロフィーコンプリートガイドは下記です。


