たまゆら汚いmoon
前回のCocoonに引き続きインディー洋ゲーご紹介のお時間です。
「Nobody Saves the World」、直訳すると「誰も世界を救えない」。
なのですが主人公がNobodyさんなので、「Nobodyさんが世界を救う」となるわけですね。アメリカンダジャレ?
ビジュアルで敬遠していたのですが、プレイしてみるとこれがなかなかどうして面白かったです。
“SFCゼルダ” と “FF5” と “誇張しすぎたmoon” を3身悪魔合体させたようなゲーム。そら面白いよ。
25時間ほどでほとんどの要素を楽しみつつ1周目クリア、トロコンのために+10時間ほどで2周目もクリアしたのでレビューを残しておきたいと思います。

Nobody Saves the Worldとは
2022年にカナダのゲームメーカー Drinkbox Studios Inc.から発売。
対応機種はPS4/PS5/Xbox/Switch/Steam(PC)です。
ジャンルとしては見下ろし型の2DアクションRPG、つまりゼルダです。





ゲームシステム
というわけでほぼ神々のトライフォースなので既に「名作保証。」なのですが、本作はそれ以上にジョブチェンジシステムが大きな魅力です。
Nobodyの名が表す通り、主人公はジョブチェンジが可能です。
更にジョブを使い込むと新しいアビリティを習得し、習得したアビリティは別ジョブにセットする事が可能。ほらFF5っぽいでしょ。




ジョブにセットされるアビリティは、
- ボタンで発動させるアクティブアビリティ
- 自動で効果発揮し続けるパッシブアビリティ
がそれぞれ4枠ずつ。
内1枠はそのジョブ専用かつ変更不可のアビリティです。残り3枠に好きなアビリティを継承させ、オリジナルのセットアップを構築します。
例えばジョブ:ウマであれば下画面のような感じで、アクションアビリティの1つは蹴り上げ(×ボタン)で固定されているわけです。

ジョブチェンジやセットアビリティの変更はメニューからいつでも行えますし、ショートカット登録してリアルタイムにチェンジする事も可能。
つまり戦闘中にジョブを切り替えながら戦う事だって出来てしまうのです。ほら面白そうでしょう。
その他のゲームシステムは至ってシンプル。
- HP/MP制
- 装備という概念は無し
- 攻撃アビリティには斬打光闇の4属性が割り振られている
- 敵の耐性によっては効かない属性があったりする
この程度の馴染み深いものです。
ストーリー
自分が何者なのか分からない、ここがどこなのかも分からない、記憶喪失となった主人公が成り行きで世界を救うという王道ストーリー。
終盤には何故記憶喪失になったのかという理由までしっかり判明します。投げっぱなしではありません。



登場人物紹介
Nobody
物語開始時点で既に記憶喪失の主人公。
ドラクエ方式で自身は喋らないが、選択肢会話の内容は毒舌。
あと意外と表情が豊か。
ランディ

史上最強にして至高の魔法使いノストラメイガスの弟子の魔法使い。
オクタヴィア

この世界で唯一?の科学者の魔女。
ここが凄いぞ Nobody Saves the World
- やっぱりジョブ&アビリティシステムは最高
- 地図が親切
- 様々な特徴を持つダンジョンの数々
- やり込み勢に対応する追加ダンジョン
やっぱりジョブ&アビリティシステムは最高だな
ジョブの数は19種類、アクティブアビリティの数は51種類、パッシブアビリティの数は52種類。とんでもない数。
特徴的過ぎるジョブとアビリティが冒険を鮮やかに彩ります。なんでレンジャーを育てると次にナメクジとボディービルダーが解放されるんだよ。

前述の通り、ジョブとアクティブアビリティとパッシブアビリティの組み合わせで自分好みのカスタマイズスタイルが楽しめます。あーもうこういうの大好きすぎます。
一方、こう書くと「なんか面倒くさそう」「ツヨツヨの正解の組み合わせだけ教えろや」という人もいらっしゃるかと思いますがご安心ください。
サブクエストに「このジョブにあのアビリティをセットして敵を○体倒せ」のようなものがいくつも用意されており、実際に挑戦してみる事で「なるほどこういう組み合わせ、ありだな!」と気付けるよう導線が引かれています。よく考えられておる。
また、自由自在にカスタマイズが楽しめると言ってもカスタマイズを最適化しないとクリア出来ないような難易度ではなく、むしろゲームとしては簡単な方。適当にガチャガチャやっていても爽快にクリア出来るレベルの難易度です。
地図が親切
行ったところだけ明るくなるオートマッピングで、宝箱やギミックや階段も自動的に記録されます。
必要十分な機能を備えた考え得る最高のマッピング機能です。
様々な特徴を持つダンジョンの数々
本ゲームはダンジョン踏破がメインコンテンツです。
各ダンジョンには様々な縛りが設けられており、飽きさせないよう差別化が図られています。



また、ダンジョンは入るたびに形が変わる不思議なダンジョン方式。同じダンジョンに何度も入る機会は少ないのでそれはどっちでも良いとは思いますが。

やり込み勢に対応する追加ダンジョン
メインストーリーには絡まない「インポッシブルダンジョン」というものが存在しています。
本編のダンジョンは基本的にどれも難易度ヌルめですが、本ダンジョンは激ムズ。
入るたびに形が変わるのはもちろん、階層を進むと前述の特徴までランダムで変化する、無限に続くダンジョンを死ぬまで進み続けるというストロングスタイルのシステムで、やり込み勢の欲求を満たしてくれます。


ここが残念 Nobody Saves the World
- どう見たって人を選びまくる絵柄
- ちまちまとした稼ぎ作業を苦痛に感じる人には厳しいか
- ジョブチェンジのショートカット内容が指定できない
どう見たって人を選びまくる絵柄
キモカワカートゥーン系のグラフィックはまぁ人を選ぶでしょう。
キャラ萌えするゲームではありませんが、とは言っても気になりますやね。
ちまちまとした稼ぎ作業を苦痛に感じる人には厳しいか
ノルマをこなしながら育成して新ジョブや新アビリティを解放していく必要があるので、必然的にちまちまとした稼ぎの時間が長くなります。
私は稼ぎ作業が大好きなので楽しめましたけど、退屈だと感じる人もいるかと思います。
動画
オープニングから適当なところまで。
ラストバトル~エンディング。
総評

かなり好きなゲームです。
ぶっ飛んだ絵柄と世界観のくせに質実剛健なゲームシステム、そしてカジュアルゲーマーでもこのゲームの楽しさに気付ける緻密さを併せ持つ秀作です。
真面目なのかふざけているのか分からないところがチャームポイント。
総評は「絵柄に負けず是非プレイしてみてほしい、特にオールドゲーマーにオススメの一本」です。
トロフィーコンプリートガイドは現在準備中です。

