うおー!あっちいー!!
1998年7月30日、プレステ1で発売されたスターオーシャン セカンドストーリー。
ヴァルキリープロファイルと同じく、トライエースの作品です。
ドラクエとFFがRPGとして絶対的な存在だった当時にして、多くのゲーマーを唸らせた傑作。
思い入れのある人も多いのではないでしょうか。
私も当時やり込みまくりましたよ。
2008年にはPSPにスターオーシャン セカンドエヴォリューションとして移植。
基本的なシステムやストーリーやドット絵はそのままに、キャラやボイスやアニメが追加されました。
今回私がプレイしたPS4版は、このPSP版の移植です。
いやぁ久し振りにプレイして楽しすぎましたね。
さすがに20年以上経っているので新鮮な気持ちでプレイ出来ました。
寝る間も惜しんで2日でクリアしてしまいましたよ。
眠い…
スターオーシャン2ってどんなゲーム?
簡単に言うと、奥行きの出たテイルズです。
テイルズも知らないという人にはなかなか説明が難しいのですが…
ドラクエ的な一般的なエンカウント式RPGですが、戦闘はややアクション要素を含みます。
エンカウント → バトルフィールドを自由に動き回って敵を攻撃したり必殺技使ったり、的な。
と言ってもイマドキの複雑なゲームと比べたら比較にならないほど単純です。
タイトルの通り、宇宙規模の壮大なストーリーが展開されます。
加えて簡易な恋愛要素も。
ベッタベタな展開ですが、それがいい(大声)
当時のRPGは寄り道やサブクエストが豊富でしたが、その中でも群を抜いて本作はサブクエストが多いです。
自力でコンプリートするのはかなりしんどいほど。
仲間になるキャラも10人以上で、しかもあっちを仲間にしたらこっちが仲間にならないとか。
当然サブクエストは仲間の組み合わせで変化します。
恋愛度(友情度)システムも搭載。
エンディングは主人公と仲の良いキャラによって変わります。
それどころか、仲間同士でも恋愛度(友情度)によってエンディングが変化。
10キャラ以上いるのにそれぞれ全キャラとの組み合わせで異なります。
作り込みすぎでしょう。
ここが残念スターオーシャン2
20年以上経った令和にプレイすると多少粗も見えてしまいます。
- ダンジョンのエンカウント率がエグイ
- ダンジョン踏破したら歩いて帰らなければいけない
- 負けイベントが多い
- 負けイベントかと思ったら一定時間粘るタイプも
- 控えメンバーに経験値が入らない
改めてプレイしてみると、エンカウント率の高さが気になってしまいます。
スターオーシャンは戦闘を楽しむゲームだと思っていますが、それにしても敵が多い。
一応エンカウント率を下げるスキルもあるのですが、条件を満たしていないと機能しません。
そしてその条件についてはゲーム中ではほぼ言及されず。
敵のバリエーションが少なく、似たような敵と何度も戦うというのもイマイチ。
更にダンジョンの奥でボスを倒したら必ず歩いて帰らなければならないというのも結構ストレスでした。
ダンジョンが複雑なので帰り道も迷いがちです。
負けイベントが多いというのも残念な点かと。
5回くらいあります。
多い…多くない?
ストーリー上仕方ない部分もありますが。
個人的に負けイベントって苦手です。
諦めずに頑張って頑張って戦って貴重なアイテム消費して、結局負けイベントだった時の喪失感がね…
そんな事が一度でもあると、「はいはいこれも負けイベントね」と勘違いしてGAME OVERするし…
あとは控えメンバーに経験値が入らないのも辛い点でした。
スタメンが4人、控えが4人。
8人同時に使うイベントは存在しないので、控えの4人は一度も戦闘しない事もしばしば。
せっかくパーティにいるのにね。
まぁ昔のゲームって大抵そうでしたけど。
昔は一つのゲームをとことんやり込んでいましたからね、こういうシステムの方がプレイ時間もかさまし出来てプレイヤーにとっても都合が良かったのだと思います。
PS版との違い
- フルボイス
- イベントアニメが追加
- ロードちょっぱや
- キャラ追加(ウェルチ)
- 三段攻撃追加
- その他細かい点リファイン
さすがに村人レベルはボイス無しですが、フルボイスは正直テンポ悪いです。
一応○ボタン連打でボイススキップ出来るのですが、それにしても毎回毎回一呼吸入ってしまうので。
ボイスとか要らん過激派懐古厨なので鬱陶しく感じてしまいます。
しかもボイスのボリュームがやけに大きくコンフィグでも調整出来ないのが辛い。
移植作品ですが、倍速モードとかも無いです。
色々冒険が楽になる機能はありますが、有料DLCです。
自動でアイテム入手時に最強装備をしてくれる「イクイップウィザード」なるシステムがあるのですが、事ある毎にこの機能が勝手にOFFになっていました。
不具合なのですかね。
絵はかなりアニメチックになっています。
あれ、元からそうでしたっけ…?
総評
当時熱心にプレイした方にはもちろん、スターオーシャンを知らないという方にも胸を張って勧められる名作です。
王道を征くストーリー、爽快なバトル、豊富すぎるサブクエストの数々、超かっこいいBGM。
そしてスターオーシャンシリーズ特有のスキルシステムは、ゴリ押し派にもやり込み派にも応えてくれます。
ライトユーザ、ヘビーユーザ問わず、誰にでも勧められる安心安全のJRPGと言えます。
ただ改めてプレイしてみると、1998年という時代に合った名作なのだなとも思いました。
娯楽の少なかった当時、そんなに沢山のゲームを買えなかった少年時代、試行錯誤して試行錯誤してのめり込むタイプのゲームだったのだなと。
仲間が増えるたび、ストーリーが進むたびに最初の村まで戻って順番にサブクエストを確認してみる。
イベントなんて何も発生しないかもしれない。
けれど何かイベントが発生した時の感動はひとしお。
現代ではそんな時間のかかる非効率プレイをする人はほとんどいないでしょう。
やり込み派の人も攻略サイトを見るでしょう。
しかしそれだとスターオーシャン2の魅力半減なのですよね。
難しい問題です、これは。
それでもやっぱり総合すれば今でもオススメ出来ますよ。
やり込まなくてもざっくりクリアするだけでも楽しめます。
もし機会があれば是非。
DL版はPS Storeから2,100円で購入出来ます。
ラスボス戦からエンディングまで録ってみましたので、本当はプレイして欲しいですがプレイ出来ない方はどうぞ。
相変わらずガブリエルよっわ。
スターオーシャン2をプレイする上で調べたくなるような要素についてまとめておきました。