おっさんが「五等分の花嫁」を3周読んだのでネタバレありレビュー

たまゆら

3 > 1 > 2 > 5 > 4

いい歳こいたおっさんが最近ラブコメマンガにハマっています。

というわけで今更ながら「五等分の花嫁」を初見全巻ぶっ通し読了してドハマリして、更に最初からもう2周読んだのでレビューです。

有名すぎる作品なので作品紹介は不要ですよね。

ザックリ言うと、「おバカな五つ子姉妹の家庭教師をしてたら全員から惚れられた」というお話です。以上。

いやしかしこれがなかなかどうして面白かったです。

レビューというか読書感想文というかただの独り言を書き殴りたいと思います。

また、本記事では入力速度を考慮してアラビア数字で五つ子を表記しますが、悪意はありませんのでご了承ください。

目次

キャラクター寸評

個人的な感想です。

一花

正直好き。

かなり好き。

闇堕ちなりすまし事件も含めて大好き。

いつも余裕ぶった甘え下手なお姉さんが、恋愛感情に振り回されてなりふり構わなくなるとかクッソかわいいじゃないですか。

4との結婚後にもう一回ドロッドロ不倫狙いするのとか超見てみたい。

二乃

ライバル勢揃いの中で面と向かって告白する度胸は、ただのツンデレの範囲を超えています。

「二乃デレ」というキャラクターを確立していてもおかしくない破壊力。

かわええのぅ。好き。

しかし後半はその暴走機関車っぷりも失速気味だったような。

もっともーーーっと攻めるところを見たかった。

三玖

ぶっちぎりで一番好きです。

あーもうなんだろう、不器用なのに健気で一直線にグイグイ来るとか最高かよ。

成長率◎

読者人気投票でも一位だったようですね。分かりますよ。えぇ分かります。

幸せになって欲しいなって思わされます。

ただ物語のヒロインとしては負けフラグビンビンでしたね。

誰よりも早く攻めた時点で終わっていた。

分かっていましたが、それでもくっ付いて欲しかった。

四葉

本当いい子。

最初から風太郎好感度MAXですし姉妹思いですしブレないし安定して見ていられるキャラ。

ただ初見ではそれがイイヒト止まり感を出していて、結末に納得しにくいとも感じました。

読み返すとバシバシ伏線張ってあるのが分かるのですが、初見でそこに気付くのはラブコメ玄人じゃないと難しいですね。

もちろん嫌いではないのですけど、というか大好きですけど、なりふり構わない1,2や成長著しい3と比べると、読者目線としてはどうも棚ボタ感が。

五月

朝は親子丼派。

終始ヒロインポジションを演じつつ最終候補まで残りつつも敗退。

節目節目でいいところ持っていきますし、風太郎と家族ぐるみの付き合いがあったり上3人のように負けフラグを抱えながらグイグイ来るわけでもないしで明らかに扱いも異なり、私は最初っから最後まで「どうせ5とくっ付くんでしょ」と思いながら読んでいました。

でもそれじゃあ商業作品として面白くないですよね。

改めて考えてみると明らかなミスリード要員。

色々かわいそうなキャラクター。

でも大好き。

結末と所感

面白かったです。

とにかく五つ子がみんなかわいい。

そして風太郎を奪い合いながらも、それぞれが姉妹の事を大切に想っているのも良い。

登場人物が増えすぎる事もなく、話が脱線する事もなく、中だるみする事もなく、終始ドキドキワクワクニヤニヤ出来る作品でした。

エンディングについては3推しとしては複雑ですが、個人的感情を抜きにすればよく出来ていると思います。

積極的なアプローチをかける1,2,3は戦線離脱しても致し方無し。

1,2,3が攻めて4,5が応援する側に回って、それで1,2,3の誰かが勝ったらファンタジーとしてどうなのって感じですし。

風太郎目線で言えば、最初から最後まで味方してくれた唯一のキャラであり、また「写真の子」でもある4が鉄板と言えば鉄板です。

いやしかしですね、普通童貞だったらグイグイ来られたらその子の事を好きになってしまいませんか。

大きな恋愛イベントも描かれず4からの積極的なアプローチもなく、風太郎が今の4を好きになる理由が薄いように感じてしまいました。

風太郎目線だと「敵だらけの序盤から親身になって支えてくれた女神」ですが、読者目線だと「最初から仲が良いが発展もしない親友ポジ」という描写が強かった。

結末を勘付かれないようにあえて4とのイベントを薄くしていたと想像されますが、読者と風太郎の気持ちがシンクロしにくかったかなと。ここだけが残念。

もっと4とのイチャイチャも見たかったですねぇ。

結婚してからのエピローグも割と淡白ですし。

ラストシーンは「全員見分けられる=全員愛している」というある意味ハーレムエンドとも取れ、各方面に配慮されたのだなぁという印象。

各キャラのエンディングを作って欲しいところですが、ギャルゲーじゃあるまいし流石にマンガでそんな事やったら四方八方から袋叩きに遭うのでしょうね。

「作者の信念は無いんか」「今までの伏線は何だったんだ」「それぞれの心理描写どうなっとんねん」って。

うむうむ、そりゃそうだ。

なのでこれで良かったのでしょう。

僕は勉強が出来る。

未読の方がこの記事を読んでいるとは思えませんが、万が一未読であればオススメです。

コミックス14巻という短さで完結しているのも良き。

ちなみに私の一番好きなシーンはここだったりします。

序盤で風太郎が間違えた並びとエンディングで全部当てた並びが一緒なのエモい。

表情にも個性が出ています。

前に進む一花、真っ直ぐな二乃、受け入れて強くなった三久、姉妹思いの四葉、お腹が空いた男女の壁を越えた絆を見せる五月。

あとここも好き。

お父さん目線…

心が洗われるような良い作品でした。

それじゃあ私は「君が望む永遠」やってきますね。

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