たまゆら二つの月が照らし出す絆
未プレイだったFF4の3Dリメイクをようやくクリアしました。
Steamのセールで800円也。

原作SFCの移植やリマスターではなく、完全なリメイク作品です。
3周クリアして、隠しボス全部倒して、レアドロップ全部集めて、モンスター図鑑も全部埋めて、実績もコンプリートしたのでレビュー記事を投稿したいと思います。
前作FF3の3Dリメイクレビュー記事はこちらです。

FF4 3Dリメイクとは


2007年にニンテンドーDSから発売。FF3の3DリメイクやFF12の一学年後輩にあたります。
現在ではスマホアプリやSteamでもこのDSの3Dリメイクの移植版が遊べます。
Steamでは2014年に海外限定で発売されたものの音沙汰無く、2020年にようやく日本でも発売されました。なんでやねん。よくないよそういうの。
原作FF4との違い
- 3D化
- 一部イベントでボイス追加
- ネミングウェイ関連のサブイベント追加
- セシルとゴルベーザの過去エピソード追加
- 隠しボス2種追加
- オートバトル追加 (倍速は無し)
- デカントアビリティシステム追加
- オープニングムービー追加
- モンスター図鑑、ムービープレイヤー、ミュージックプレイヤー追加
※ DS版では “ポーチカ” というオリジナル召喚獣要素?があったそうですが、スマホアプリ/Steam版では削除
- 難易度選択可能
- ATBバー表示 & ターンスキップ可能
- 攻撃時に命中率表示
- 弱点攻撃時にWeak表示
- 敵味方のバフ・デバフ確認可能
- 矢が消耗品ではなくなった
- 味方加入時のレベルシンク廃止(セシルにあわせたレベルにならない)
- レアドロップ率の向上
- アラームが店で買える
- 3周まで引継ぎ周回プレイ可能
- アイテム所持数制限廃止
- メンバーキャラの心境システム追加
- 町やダンジョンのマッピング機能追加
- 敵の大幅な強化
- 新規アビリティの追加
- 既存アビリティの性能変更
- 魔法性能の調整
- 魔法攻撃アイテムの強化
- 装備性能の調整
- オニオン装備追加
ゴルベーザが仲間になったりするような誰得改変はなく、ストーリー進行としてはほぼ原作そのままです。
デカントアビリティ
3Dリメイク版の最大の変更点。プレイングに大きく影響を与えるのは、このデカントアビリティの存在です。
特定条件を満たすとアビリティがアイテムとして入手出来て、このアイテムを使用する事により好きなキャラにアビリティを追加で習得させられるというもの。
聖セシルに「あんこく」を覚えさせたり、カインに「ためる」を覚えさせたり、リディアに「つよがる」を覚えさせたり。ほら楽しそう。
更にアビリティの種類も大幅に追加されていて、FFシリーズ定番の「最大HP/MP+50%」「れんぞくま」「カウンター」「リフレク貫通」といったものや、四天王の「のろい」「つなみ」「たつまき」「かえんりゅう」等もデカントアビリティとして使えるようになります。
敵の大幅な強化
敵が超強化されているのも3Dリメイクの大きな特徴。
難易度はかなり高く、私もカイポに出現するサンドウォームにいきなり殺されかけました。

ボスの行動パターンも大きく変更されており、例えば、
- オクトマンモスは足の数が減ると攻撃力が大幅に増す
- アントリオンは物理カウンターモードと魔法カウンターモードを使い分ける
- ルゲイエボーグはダメージと回復の効果を入れ替えてくる
などなど、どいつもこいつも一筋縄ではいかなくなっています。
ただ、本作は原作以上にレベルが戦闘力に影響するようになっているため、レベルさえ上げれば楽に攻略出来るようになる敵も多いです。
ここが凄いぞ FF4 3Dリメイク
- プレイの幅が広がるデカントアビリティ
- キャラを深堀りする心境システム
- 豪華すぎる声優陣による胸アツ原作再現
◎プレイの幅が広がるデカントアビリティ
基本的にレベルを上げて物理で殴るしかなかった原作とは異なり、ある程度のキャラメイクが可能になり、凝った攻略も可能になりました。
有用なアビリティの組み合わせとしては、「けり」「カウンター」「ひきつける」「後列斬り」とかですかね。後列で防御しながら物理攻撃を引き受けて物理攻撃を食らうたびにけりの全体攻撃でカウンターしてくれます。ほら楽しそう。

また、原作ではLV71以降のステータス成長はランダムでしたが、本作ではセットしているデカントアビリティに依存します。攻撃系アビリティをセットしていれば力が、魔法系アビリティをセットしていれば知性が上がりやすいといった具合。
つまりアビリティ的にもステータス的にもキャラメイクが可能という事です。ムキムキ脳筋リディアも作れるってこったぁ。
「そういうのめんどいんだが」という人もご安心を。デカントアビリティを使いこなさなくても従来通りレベルさえ上げれば攻略に詰まる事はありません。あくまでそういうのが好きな人向けという範囲に収まっています。
◎キャラを深堀りする心境システム
メニュー画面を開くと先頭キャラの一言心境が表示されます。
これが場面場面によってかなり頻繁に更新されるため、いちいちリアクションを見るのが楽しいです。先頭キャラをワンボタンで切り替えられるのも良き。FF3 3Dリメイクは先頭キャラの切り替えが面倒でしたから。
一例として「あいのフライパン」入手後のメンバーのリアクションはこんな感じ。




カイン撮り忘れた。カインのセリフは君の目で確かめてくれ!
◎豪華すぎる声優陣による胸アツ原作再現
あまり声優さんに明るくない私ですら分かる人たちばかりです。
名前でピンと来ない人でも実際に聴いたら「あぁ!」ってなる事請け合い。
- セシル … 程嶋しづマ
- カイン … 山寺宏一
- ローザ … 甲斐田裕子
- リディア … 下屋則子
- エッジ … 石丸博也
- シド … 永井一郎
- テラ … 納谷悟朗
- ギルバート … 堀川りょう
- ヤン … 玄田哲章
- パロム … 釘宮理恵
- ポロム … 釘宮理恵
- フースーヤ … 銀河万丈
- ゴルベーザ … 鹿賀丈史
- ルビカンテ … 若本規夫
こちらはエッジ(兜甲児)とルビカンテ(アナゴさん)の名シーン。初見時は鳥肌立ちました。
いや曲の入り方が凄すぎて平日なのにお酒進んじゃうヤバいヤバい。 pic.twitter.com/rcGle2IO88
— たまゆら🍻 (@cocsettama) April 23, 2026
ここが残念 FF4 3Dリメイク
- 戦闘のテンポが悪い
- UIが不親切
- デカントアビリティの説明が一切無いのに付けたら外せない
×戦闘のテンポが悪い
戦闘中の各モーションが凝っている分、何をするにもモタモタします。集団で現れて全体スリプルと全体サイレス連打してくるドリームエビルがマジで嫌い。
3D化の弊害がモロに出ています。
前作FF3の3Dリメイクでは倍速モードがあったのですが、本作では何故か削除。意味が分かりません。
×UIが不親切
まずビックリしたのがメニュー画面を開いても現在HP/MPが表示されない事。HP/MPを確認するためにはもうワンステップ必要です。100以上のRPGをプレイしてきましたが、こんなUI恐らく初めて見たと思います。
元々DSのゲームなので、DSだともう一つの画面の方に表示されていたのかなぁと想像しますが、それにしたって調整せずそのまま移植は手抜きすぎじゃあないですかね。
他にもアイテムの並び替えは決定ボタンを長押ししたままカーソル移動させ入れ替え先で決定ボタンを離す(説明無し)とか、私は長男なので我慢出来ましたけど次男だったら投げ出していたかもしれません。
×デカントアビリティの説明が一切無いのに付けたら外せない
デカントアビリティを習得するためのアイテムを使おうとすると、「アビリティ【かえんりゅう】をおぼえます」とだけ表示されます。
いやいや、そのアビリティ【かえんりゅう】ってどんな効果よ???説明は一切ありません。
実際に覚えて使ってみないと分からない。しかし覚えてしまうと外したり別のキャラに付け替えたりする事は出来ません。
セーブしてから試して気に入らなければロードすればいいのですけども。けども。ねぇ。
動画
↓オープニングから適当なところまで。セシルのフェイスガードを上げる仕草がカッコよすぎる。
↓ラストバトルからエンディング。
総評

FF4のオープニングの流れ、すっごい好きです。FFシリーズで一番好きです。なんならFF以外のゲーム含めてもトップクラスに好き。曲の盛り上がり方といいカインの頼れる相棒感といい、本当にワクワクします。
シナリオを書いている時田貴司さんはLIVE A LIVEのシナリオも書いているそうで、そりゃワクワクしますわ。あ、カインとストレイボウってそういう……しかしセシルの声優がストレイボウと同じなのは感慨深いものがありますね。オルステッドの声優は山寺宏一さんではないですけど。
追加されたセシルとゴルベーザの過去エピソードや各キャラの心境システムにより、更に掘り下げられたFF4の世界。FF4ファンであれば是非プレイすることをオススメします。
FF4自体未プレイの人は……現環境であればまずはピクセルリマスターの方がいいかもしれませんね。こちらは難易度高いですし戦闘はモッサリですし、最悪FF4という作品が嫌いになりかねません。
総評は「慣れないうちはモッサリがかなり気になるが、慣れてしまえば濃厚なFF4体験が出来る惜しい作品」です。スマホアプリでも遊べますよ。
攻略記事は別途準備中です。
Steamってなんぞ?という記事はこちらです。

ピクセルリマスター版のレビュー記事はこちらです。


