たまゆら君はもうルーネスになったかい?
未プレイだったFF3の3Dリメイクをようやくクリアしました。
Steamのセールで800円也。

ファミコン原作の移植やリマスターではなく、完全にリメイクしています。
最近は原作至上主義者に燃やされる事を恐れてかこういう大胆なリメイクは少なくなった気がしますね。あとはリメイクだとお金がかかるというのもありますか。
「余計な改変せず当時のベタ移植が遊びたいんじゃあ」という意見も、「そんなに原作がいいなら環境用意して原作やれよ」という意見も分かります。ムツカシイネ
ファミコン版FF3のレビュー記事はこちらです。

FF3 3Dリメイクとは
2006年にニンテンドーDSから発売されました。ファミコン版が1990年発売なので実に16年の時を経てのリメイク。
FFシリーズで言うと2006年はFF12が発売された年。思ったより最近(?)ですね。
その後、PSPやスマホアプリやSteamでもこのDSの3Dリメイク版が遊べるように。
「そこに隠し通路あるぞ」新聞を読みながら教えてくれた親父は、昔、光の戦士だった。はゲーム界の名キャッチコピーとして今でも語り継がれています。




原作FF3との違い
- 3D化
- BGMも豪華に
- 主人公4人にキャラ付け
- サブエピソード追加
- 裏ダンジョン&裏ボス追加
- 倍速オートバトル追加
- オープニングムービー追加
- イラスト集、ミュージックプレイヤー、プレイレコード追加
※ DS版では追加エピソードを進めるためにネット接続が必須だったが、PSP版&スマホアプリ版&Steam版ではネット接続不要になった
- クリスタルタワーやエウレカでテレポ可能
- クリア後にデータを引き継いでフィールドに出られる(闇の世界のリボンが持ち出せる)
- 中ボスを倒すとHP/MP全回復
- 一撃で9,999以上のダメージを与えられる
- アイテム所持数の無制限化
- にげごし廃止
- NPCがたまに戦ってくれる
- ジョブチェンジ時のCP廃止
- ジョブ熟練度は行動しないと入らないように変更
- ジョブ熟練度99で強力なユニーク装備入手
- バグの修正(ウィンドウイレースバグ、アイテム増殖バグ、エウレカデジョンバグ等)
- 敵の同時出現数は最大3体まで
- 敵の素早さが行動順に影響するように変更
- 敵ステータスの調整
- 魔法性能の調整
- 全体回復の強化
- 魔法攻撃アイテムの強化
- 状態異常魔法の弱化
- 装備性能の調整
- 一部装備の削除・追加
- ジョブ性能の刷新
- ジョブ熟練度が性能に与える影響度増大
ジョブ性能の刷新
色々挙げましたが、一番の変更点は何と言ってもジョブ性能の刷新でしょう。
全く別物になっているジョブが大量にあります。
基本コンセプトとして、どのジョブでもクリア可能になっています。
原作では序盤のジョブと終盤のジョブが明らかに下位/上位互換の関係でしたが、本作では差別化がされており、序盤のジョブだから弱い、終盤のジョブだから強いという事はありません。
例えば戦士とナイトを見ても、戦士は高い攻撃力と素早さと専用アビリティの「ふみこむ」で大ダメージを狙えるのに対し、ナイトは鈍足ながらも高い体力と「かばう」「まもり」でパーティのメイン盾を担えます。原作ではナイトが解放されているのに戦士を使うのはただの縛りプレイでしかありませんでした。
また、原作では存在自体が空気気味であったバイキングや吟遊詩人、出番が終わった後は使いづらかった学者や竜騎士や魔剣士も超強化されておりラストまで普通に使っていけます。
反対に忍者や賢者は弱体化。忍者は装備が激減し紙装甲に、賢者は最大MPが激減し知性と精神はそれぞれ魔人と導師に劣り合体召喚も使用不可に。とりあえず全員忍者賢者が安パイ、というゲームではなくなりました。

敵ステータスの調整
基本的にボスは強くなっていると思います。レベル上げせずにストレートに進めるとボスにやられかねない手強さは失われていません。おおねずみ、2ヘッドドラゴン、アーリマンあたりの原作で強すぎたボスたちは弱体化しているかな。
HPを減らすとほぼ毎ターンとんでもないダメージのファイアブレスを連発してくるサラマンダー、フレイムメイルを装備しているのに単体ブリザラで即死級のダメージを与えてくるクラーケン、先攻後攻の運ゲーになりがちなガルーダ、この辺りには全滅させられました。

対してザコ戦についてはややマイルドになっているでしょうか。出現数が最大3体までなので分裂/増殖モンスターはそのまま殴り倒せますし、にげごし廃止というのもありがたい。
ただしドラゴンやベヒーモスといったデカグラフィックのザコモンスターは鬼のように強化されています。
ここが凄いぞ FF3 3Dリメイク
- ジョブ性能刷新による新しいFF3体験
- 相変わらず歯応えのある難易度
- 倍速オートバトルでサクサク進む
- アレンジBGMも悪くない
◎相変わらず歯応えのある難易度
前述の通り難易度はほぼ据え置き。
でもどうせフェニ尾店売りとかエーテル実装とかされているんでしょ?と思いながらプレイしていましたが原作同様ありませんでした。
令和の現在では少々考えにくいストロングスタイルリメイクですね。好き。
追加ボスも暗闇の雲を倒せるくらいのレベルでは手も足も出ないほど強力で、やりごたえがあって大変よろしいです。
◎倍速オートバトルでサクサク進む
前回行動のリピートではありますが、オート&倍速で戦闘をこなせるのは素晴らしいです。
こちらはPSP版&スマホアプリ版&Steam版で追加実装されたもので、DS版にはありません。
◎アレンジBGMも悪くない
原作の超名曲たちをアレンジするというプレッシャーは相当なものだったと察しますが、無難に忠実にパワーアップさせていると思います。これはこれでなかなか良いです。特に中ボス戦は迫力があって素敵。
原曲との切替機能があればもっと嬉しかったですが。
ここが残念 FF3 3Dリメイク
- 気軽に別ジョブを試しづらい
- BGMが流れない時がある (Steam特有)
×気軽に別ジョブを試しづらい
ジョブ熟練度の影響が大きくなり鍛えればどのジョブでも最後まで使えるようになりましたが、裏を返せば色んなジョブを気軽に使いづらくなったとも言えます。
一番最初に解放される戦士、モンク、赤魔、白魔とかでも充分クリア出来ますし、むしろ序盤のジョブを使い続けるのが正解まであります。後半に解放されるジョブにチェンジすると熟練度の差で当分弱いままですし。
熟練度は原作と同様、敵のレベルに関わらず行動する事でのみアップします。
熟練度の影響を大きくするのであれば、もっと熟練度を上がりやすくするべきです。ドラクエだって転職したらレベル1からですが、強い敵を倒せばガツガツ上がってすぐ追いつくでしょうに。
原作のおまけ程度の影響度であれば、行動回数でのみ熟練度が上がるというのもまぁ分かるのですがね。
ちなみに特定ジョブを集中的に使用しながらクリアまで普通に進めた場合、熟練度99に達するジョブは各キャラ2種くらいがいいところです。ジョブって全部で23種類もあるのに。
じゃあ熟練度を効率良く稼ぐにはどうしたらいいかって、ゴブリン相手に防御連打ですよ。虚無すぎるわ。
×BGMが流れない時がある (Steam特有)
おま環かもしれませんが。
解決方法については別記事にて。

動画
↓オープニングから適当なところまで。
↓ラストバトルからエンディング。
総評

ジョブ性能を始めゲームバランスは大きく改変されていますが、それでもやはり楽しかったです。
いかにFF3というゲームがよく出来ているか、という事ですね。
極まった過激派の原作至上主義者でも大方「そりゃあ原作には劣るけどこれはこれでまぁいいんじゃない?」という評価に落ち着くのではないでしょうか。
個人的にリメイク作品としては満点に近いと感じました。原作へのリスペクトを欠かさず(敵倒した時のSEがポポポポだったり)、それでいて挑戦的な変更も有り。あとFFタクティクスやFF12のキャラデザである吉田氏がこちらも担当しているというのも加点ポイント。
総評は「FC版をプレイしてそれっきりの人にも、そもそもFF3をプレイした事がない人にも、しっかりオススメ出来る傑作」です。スマホアプリでも遊べますよ。

Steamってなんぞ?という記事はこちらです。

ファミコン版FF3のレビュー記事はこちらです。

ピクセルリマスター版のレビュー記事はこちらです。


