アイ・ウォント・ビネガー!
大人気シリーズ、「龍が如く」。
アラフォーになって初めてシリーズをプレイしています。
前回、初代の「龍が如く 極」とその1年後のお話の「龍が如く 極2」をクリアしましたので、今回は「龍が如く0」のレビューです。
ネタバレはほぼありません。
シリーズ未プレイだけどちょっと興味あるかも、という方は1のレビューをまずはどうぞ。
龍が如く0ってどんなゲーム?
2015年3月12日にPS3/PS4で発売されたシリーズ9作目。
システムやビジュアルやプレイ感覚は極1と全く同じです。
お店に入る時にLoading挟んだり障害物を蹴れなかったり。
そう考えると極2はかなりシステムが進化しているので、極1→0→極2の順番だとプレイ的には一番違和感が無いですね。
ただしストーリーはタイトルから分かる通り、初代の前日譚となります。
では0→1→2の順か?というとこれはおススメしません。0のエンディングで思いっきり1のネタバレをするので。
実際には1〜5が出た後に0が発売されているので、1→2→3→4→5→0とプレイするのもアリです。
桐生チャンと真島兄さんのW主人公。
桐生チャンが現役バリバリのギラギラのヤクザやっていて、ドキドキワクワクします。
2はもうなんか任侠物というよりハートフルストーリーでしたからね。
錦の出番が沢山あるのも嬉しい。
舞台はバブル景気真っ只中の1988年12月。
チンピラを殴れば札束が乱れ飛び、万札はためかせてタクシーを止め、ミニ四駆のパーツは1千万円を超える時代です。
いやぁそんな時代もありましたね、懐かしいですね。
登場人物紹介
龍が如くの魅力は登場人物にあると言っても過言ではありません。
ほんの少しだけですが紹介させていただきます。
龍が如く0では本業のVシネマ俳優がモデリング&声優出演しているので迫力がヤベーです。
桐生 一馬
不動産会社の社長で趣味はテレクラ。
神室町の物件王に、俺はなる。
20代とまだ若いだけあって1以降よりもかなり無鉄砲ですが、それがまた良い味を出しています。
久瀬の兄貴
桐生編のメインヒロイン。
下水道に大型バイクを持ち込む能力の持ち主。
入り口のドアにバイクのハンドルを引っ掛けたりしてガタガタやりながら苦労して持ち込んだかと思うとかわいい。
指を失う、降格する、バイクでこける、車にはねられる、部下が無能、桐生に何度もボコボコにされると、とにかく不運なところもかわいい。
阿波野の兄貴
終始空回りだが、ラストにちょっとだけかっこいいところを見せる敵幹部の一人。
桐生には圧倒されっぱなしで、敵として出てくるとストーリー的に安心感さえ覚えます。
あと背中の桃太郎の刺青がかわいい。
渋澤の兄貴
とっても姿勢の良い敵幹部の一人。
智略に長けるいわゆるインテリヤクザ。
桐生とほとんど絡みが無いのが寂しい。
あと髪型がかわいい。
真島 吾朗
キャバクラの支配人で趣味はビデオ鑑賞。
1以降の狂気はまだ宿しておらず、常識人でありツッコミ役。
口癖は「な、なんやと?」
若かりし頃&主人公という立ち位置的に仕方ないですけど、ちょっと小物感あります。
佐川はん
真島編のヒロイン。
掴み所の無い飄々とした態度の中に狂気と狡猾さを併せ持つ、ザ・怖い上司。
笑顔で人を殴れる系。
個人的に一番好きなキャラです。
ラストかっこ良すぎるでしょう。
西谷
真島編のサブヒロイン。
「強い者を見ると勃起する」というザ・戦闘狂。
西谷自体の出番は少ないもののインパクトは強烈で、後の真島の性癖に多大な影響を与えていると考えられます。
出演AV女優
龍が如く恒例のAV女優出演、本作はなんと30人。
今回はファン投票によって選ばれました。
- 有村千佳
- 紗倉まな
- 上原亜衣
- 大槻ひびき
- 初美沙希
- さとう遥希
- 友田彩也香
- 湊莉久
- 白石茉莉奈
- 朝倉ことみ
- 南梨央奈
- 愛須心亜
- 桜井あゆ
- 羽月希
- 北川エリカ
- 佳苗るか
- 真木今日子
- 丘咲エミリ
- 相葉レイカ
- 古川いおり
- 羽田あい
- 水城奈緒
- 夏目優希
- 伊藤りな
- Maika
- 長谷川しずく
- 乙葉ななせ
- 栗林里莉
- 阿部乃みく
- 通野未帆
そうそうたる顔ぶれ。
キャバだったりテレクラだったりイメージビデオだったりポジションに差はありますが、全員が出演しています。
相変わらずモデリングはちょっと怖い。
充実のミニゲーム
- 麻雀
- 将棋
- ダーツ
- バッティングセンター
- ボウリング
- ビリヤード
- ポケットサーキット
- ディスコ
- 釣り
- カラオケ
- テレクラ
- UFOキャッチャー
- アウトラン
- スペースハリアー
- ファンタジーゾーン
- スーパーハングオン
- ポーカー
- ブラックジャック
- バカラ
- ルーレット
- こいこい
- おいちょかぶ
- 丁半博打
- チンチロリン
凄い量。
そしてこれ以外にもシノギとして「不動産会社経営」「キャバクラ運営」の2大ミニゲームがあります。
金に物を言わせて物件を買い漁る桐生社長。
龍が如く0の良いところ
主人公である真島兄さんの色々な顔を見られるだけでもう高評価です。
ハガキ職人と化す兄さん。
変な人に頼み事をされる兄さん。
変な人と親睦を深める兄さん。
後の桐生チャンの一件にツッコミを入れるファンサービス旺盛な兄さん。
兄さんが隻眼になった背景も語られます。
1ではヘタレ扱い(?)だった嶋野の親父も0では最後まで貫禄たっぷり。
桐生編では錦との熱い友情が描かれます。
うう…これがあんな事になってしまうとは……
意味不明なサブストーリーも健在です。
あとね、極2にも出て来たユキちゃん。
ユキちゃん可愛すぎるでしょう。
伝説のキャバ嬢ユキちゃんと一緒に働けるから龍が如く0は良い。
龍が如く0の残念なところ
サブイベントがどれもこれも長いです。
不動産もキャバクラも面白いのですが後半は似たような作業の繰り返しになるのでちょっとダレます。(極2はその辺のバランスは良く出来ていました)
達成目録コンプリートの道のりも長すぎます。
テレクラ、能力強化、雑魚戦の回数…
よく言えばボリュームがあると言えますが、残念ながらトロコンは諦めました。
特にテレクラはなぁ…ちょっと運要素強いかなぁ。
毎度恒例、サブイベントは気に入らなければやらなくても問題無く楽しめるというのは親切設計です。
所感
クッソ面白かったです。
これで極1、極2、0とプレイしましたが甲乙付け難いですね。
しかし0が最高傑作という声が多いのも頷けます。
魅力的なキャラクターに加え、「極道のお家騒動」という一番シンプルなストーリーで分かりやすくもアツイというのが良い。
何より真島の兄さんと佐川はんが良い。
尾田はちょっとどうかと思いますが…
シリーズプレイ済みの人には手放しでオススメ出来ます。
1だけしかやっていない、1と2しかやっていないという人も楽しめます。
龍が如くはしょっちゅうPS4でセール対象になっていますしパッケージ版も安いので、気が向いたら是非。