レトロゲーマーが「龍が如く極2」をクリアしてレビュー

たまゆら

キャバクラ運営ゲーム

大人気シリーズ、「龍が如く」。

アラフォーになって初めてシリーズをプレイしています。

前回、初代の「龍が如く 極」をプレイしましたので、今回は「龍が如く 極2」です。

プレステ2で発売された「龍が如く2」のPS4リメイク作品となります。

PS Storeで半額セールをやっていたため2,000円で購入。

中古屋さんでパッケージ版を買うともう少しするかもしれません。

龍が如くシリーズ第一作目をプレイした時の記事はこちら。

目次

龍が如く 極2ってどんなゲーム?

おおまかなゲームシステムとしては「龍が如く 極」とほとんど一緒です。

リアルな街並みを自由に歩ける、3Dになったファイナルファイト。

ケンカして飯食って酒飲んで遊んでケンカして飯食って酒飲んで遊ぶゲームです。

死ゾ

前作の歌舞伎町に加え、今作では道頓堀ライクな街も探索可能。

ストーリー的には前作1から1年後のお話。

1は主人公の桐生チャンが所属していた「東城会」の内輪揉めのお話でしたが、2では東城会の敵である「近江連合」との戦いを描いています。

ベターな正統続編ですね。

冒頭にガッツリ回想が入り、1のストーリーを最初から最後までクッソ分かりやすく丁寧に解説してくれます。

1をプレイして時間が経っている人も、初めて龍が如くをプレイする人も安心。

2から始める人はあまりいないと思いますが。

ムービーが更に綺麗になっています。

脂汗の表現に自信有り。

プレイングとしては、凄く細かい路地まで入れるようになっていたり、お店に入る時にLoadingを挟まずシームレスになっていたり、障害物にぶつかるとちゃんと桐生チャンがリアクションを取ったりと、とにかく細部までこだわりが見られます。

一人称視点での移動が可能になったのも嬉しいところ。

街並みもよりリアルになっています。

これぞPS4!!!という感じ。

登場人物紹介

龍が如くの魅力は登場人物にあると言っても過言ではありません。

ほんの少しだけ紹介させていただきます。

桐生 一馬

本作の主人公。

ミニ四駆職人からキャバクラ店店長に転職。

前作ではボケに回る事が多かったが、今作ではツッコミ色が強い。

ポケットマネーで自店のキャストの求人広告を出す事で有名。

確定申告が心配。

38歳にして20歳そこそこの自店キャストにすぐ手を出す。

というか登場する女性キャラがもれなく、それこそ幼女から老婆まで皆が惚れる天然ジゴロ。

大阪の人間を東京のカラオケ店に呼び出し、1曲歌わせたらそのまま大阪に帰らせる鬼畜。

まぁ東京-大阪間のタクシー代660円ですけど。

趣味はグラビア撮影、特技は早口言葉、必殺技はアルティメットヒートからの意識を刈り取るデンプシーロール。

郷田 龍司

本作のメインヒロイン。

組織のトップである郷龍会会長という立場ながら、全ての行動理念が桐生ちゃん中心という純愛っぷり。

振り回される部下が不憫である。

声優さんの演技が超上手い。

正直惚れる。

堂島 大吾

本作のベジータポジ。

堂島組長の息子でイケメンでケンカが強くて人望もあるという強キャラ、のはずが活躍する場面はあまり無くほぼやられ役に徹する不遇の人。

ボイスもイマイチやる気が感じられず常に低血圧気味。

でもイケメンだから許される。

真島 吾朗

前作のメインヒロイン。

今作では出番はやや少なめになったものの、愛する桐生チャンのために数百という敵軍勢に対して単身で戦いを挑み瀕死の重傷を負うという、まさに正ヒロインの貫禄を見せつける。

カラオケデートも出来るようになった。

座右の銘は「来る者拒まず、去る者追い回す」。

極道から足を洗い、建設会社の社長となる。

この経緯(前作1から今作2の間)について何があったのかを補完する「真島編」があり、兄さんを直接操作する事が可能。

食事の前に手を合わせる真島兄さんステキ。

若狭 薫

男社会で舐められないようにと、男勝りに気丈に振舞う女刑事。

当然の如く、女性扱いされるとコロッと堕ちる。

そんなんじゃ甘いよ。

前回に引き続きラスボスを務める。

背中に龍の刺繡が入ったスカジャンを着こなす10歳児。

桐生のおじさんの罪は重い。

フランクフルト→寿司→ハンバーガー→海鮮丼→ステーキ→コンビニ弁当→明石焼き→懐石料理→プリンという食事を連続でこなすフードファイター。

俺の胃袋は宇宙だ。

9万円する懐石料理をねだるラスボス

相変わらずのギャンブル狂であり、桐生のおじさんに対してやれポーカーで爆勝ちしてみせろだの、おいちょかぶで身包み剥いで来いだのと無理難題を吹っ掛ける。

ポーカーで勝って大興奮するラスボス

ユキ

桐生店長の務めるキャバクラ店のオーナー兼キャスト。

過去に真島の兄さんの経営するキャバクラ店で伝説のキャバ嬢として活躍していた?様子。

カラオケに誘うとユキだけレパートリーが2曲あるという優遇措置。

39歳という年齢弄りにも屈しない黄金の精神を持つ。

たかしょー

桐生店長の務めるキャバクラ店のキャスト。

「パーフェクトクイーン」と呼ばれるが、接客用の仮面の笑顔しか出来ない事を悩んでいる。

分かる。べっぴんさんだとは思うのですがどうも抜けないのですよね。(個人的見解です)

長州力

真島建設の社員で、地上げ三銃士のボケ担当。

滑舌があまり良くない。

藤波 辰爾

真島建設の社員で、地上げ三銃士のボケ担当。

滑舌があまり良くない。

天龍 源一郎

真島建設の社員で、地上げ三銃士のボケ担当。

滑舌があまり良くない。

相変わらず充実のミニゲーム

龍が如くと言えばミニゲームです。

  • 麻雀
  • 将棋
  • ダーツ
  • バッティングセンター
  • UFOキャッチャー
  • カラオケ
  • ポーカー
  • ブラックジャック
  • こいこい
  • おいちょかぶ
  • グラビア撮影
  • バーチャファイター2
  • バーチャロン
  • トイレッツ
  • ゴルフ
  • 個室ビデオ

前作から引き続きプレイ出来るもの、削除されたもの、色々あります。

種類としては主にギャンブル系を中心に減っている気がしますが、内容が濃くなっています。

ポケサー(ミニ四駆)が無くなっているのが悲しすぎる。

ダーツが直感的にプレイ出来るようになったのは良いですね。

新規に追加されたゲームとしては、バーチャファイター2とバーチャロンはそっくりそのままプレイ可能です。

いやぁ懐かしいですね。

そしてキャバクラを運営する「水商売アイランド」、真島建設のお手伝いをする「クランクリエイター」、この2つはミニゲームの枠に留まらない大規模なものとなっています。

水商売アイランド

求人広告を出したりイベントを攻略したりしてキャストを集め、実際にキャバクラを運営するゲーム。

色んなタイプのお客様が来店するので、好みに合うキャストを付けて売り上げを伸ばしていきます。

またキャストは売り上げに応じてレベルアップもするので育成SLG的な要素も。

好きなキャストのレベルを上げていくのがまた楽しいのですよ。

ラブ好き。

ドレスも変えられますという例を示しただけで、制服趣味ではアリマセンヨ

実際のAV女優がモデルになったキャストたちとデートも可能。

桃乃木かなさん、AIKAさん、高橋しょう子さん、三上悠亜さん、明日花キララさんと超豪華メンバー。

キャストとのデートは、前作のキャバ嬢攻略と同様に選択形式の会話を進めて好感度を上げていくタイプ。

デート攻略はかなり楽になっています。

素直に受け答えすれば素直に受け取ってくれます。

前作のリナとは大違い。

逆に寂しい。

クランクリエイター

真島建設の神室町ヒルズ建設計画を乗っ取ろうとする悪漢たちから建設資材を守る、いわゆるRTS(リアルタイムストラテジー)というやつ。

刻一刻と戦況が変動する中で自駒を的確に動かして勝利を目指す、リアルタイム進行のシミュレーションゲームですね。

敵も味方も実在するプロレスラーがメインです。

プロレスファンとしてはかなり興奮します。

三銃士と言えば武藤、蝶野、橋本ですが、本作の三銃士は長州、藤波、天龍という扱い。

橋本さん亡くなっているから仕方ないですね…

まさに武藤や蝶野やテンコジが活躍していた時代にドハマりしていた私にはぶっ刺さりました。

永田と中西も出て来てくれたら良かったのに。

ゲーム性の話をすると、プロレスファンでないとちょっとキツイかも?

1戦1戦が長いですし、動いて欲しいように動いてくれないですし、カメラが引けないのも残念。

育成に必要なアイテムの獲得量が渋いのもツライところ。

ただしイベントを進めた後の会食イベントはファンでなくても笑えます。(タブン)

レジェンドたちと飲み会
棚橋とかもいます

龍が如く 極2の良いところ

極1と比較して、単純に遊びやすくなっています。

所持アイテム種類数に制限が無いのがいいですね。

これほんとストレスだったので有難いです。

武具は相変わらずすぐに一杯になってしまいますが。

ビジュアル的にも大幅にパワーアップしており、操作感やキャラのモーションもよりリアルになっています。

障害物蹴れるの凄い。

道に停めてある自転車をなぎ倒したり出来るのは、はぇー…と感心してしまいました。

バトル及び店の出入りがシームレスになったため、バトル中に店に逃げ込んで乱闘なんて事も可能です。

ファストフード店のイスでチンピラをぶん殴ったり出来ます。

そしてそんな事をするとしっかり出禁になります。

凄い作り込みようです。

龍が如く 極2の残念なところ

めんどくさいトロフィーや達成項目が増えたでしょうか。

雑魚敵を倒しまくると出現するボスが全部で18人?

経験値は飲食で、お金はキャバクラ運営でいくらでも手に入るので、雑魚戦というのはこなす意味が無いです。

その雑魚戦に意味を持たせるために実装したという事なのでしょうが…うーん、ただ面倒なだけだと思います。

達成項目で言うとバッティングセンターやゴルフセンターも難易度が高めです。

まぁこれらはもちろんやりたくなければやらなくてもいい、というものですが。

遥のお願いのポーカーもしんどすぎました。

ベット10枚ずつで1,000枚勝てってそりゃないですよ。

5,000万円払うので1,000枚くれませんかね。

達成まで2時間かかりました。

前作のビリヤードは達成まで2日間かかったのでだいぶマシですが…

あと私パワプロ超苦手なのでバッティングセンターも辛かった。

ボブ許すまじ。

何故メジャーリーガーとガチ勝負しなきゃいけないのだ。

達成項目関連以外だと、お金が無価値なのがちょっと寂しいでしょうか。

キャバクラ運営で簡単に何百万何千万と稼げてしまいますし。

バトルではスタイルチェンジが無くなったので戦い方が一辺倒になりがちなのが残念。

最後の方は敵がカッチカチですし、俺TUEEEEで爽快感を求めるなら難易度EASYでちょうど良いのかなぁなんて思いました。

あと唐突なQTE(時間内に指定のボタンを押せ!とかいうやつ)やめてください。

キャバクラ運営は育成は楽しいですけどキャストとのデートは…ちょっと冗長と感じました。

各キャスト6人×デート3回は多い。

ボイス飛ばせないのもシンドイ。

小雪以外顔怖いし… 

と、敢えて挙げましたが、達成項目やトロフィーはやりたい人だけやればいいだけですし、バトルもEASYがありますし、様々なニーズに応えるという意味で問題無いレベルです。

所感

やはりシリーズ1作目のインパクトには及ばないのかなと。

続編としては正統進化で良いとは思いますが。

ビジュアル面含め技術的にはもちろん2の方が優れていますし、2は2でとても面白かったのですが…なんでしょうね。

登場人物がちょっと弱いかも。

伊達さんに花屋という渋いおっさん3人でイチャイチャしながら話を進める方がテンションが上がりました。

あとストーリーの意外性も1の方があったかも。

「24はシーズン1が至高!」というのに似ている気がします。(個人的見解です)

桐生チャンも遥も微妙に話の中心から外れているのですよね。

主人公瓦さんやん!っていう。

もちろん、だからと言ってつまらないかと言ったらそんな事はないですし、相変わらずアツい展開も多いです。

初代が楽しめた人には手放しでオススメ出来る良作だと思います。

とりあえず個人的にはレジェンドレスラーの絡みと青山ひかるのグラビア撮影だけで2,000円の価値はありました。

さて次は3…と行きたいところですが0を購入済みなので0をやってみたいと思います。

最後に地上げ三銃士とお食事会の風景でも置いておきます。

大好き。

PS4って凄い。

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