
名作は色褪せない
2003年にPS2で発売された伝説の名作「真・女神転生III」が、遂にPS4にリマスター版で帰って来ました。
当時それはもうやり込みましたが、改めてプレイするとやっぱり面白いですね。
メガテンシリーズ最高峰と評する人も多い作品です。
私もそのうちの一人です。
とりあえず1回クリアしたのでレビュー記事を書いておきます。
ゲームとして優れている点
バトル!バトル!Battle!
究極の「こういうのでいいんだよ」ゲー。
難しい事を考えてはいけません。
祐子先生が何故そんな事を出来るのかとか、ヤヒロノヒモロギってなんやねんとか、ラストの「その力失うなよ」って言ってるのは誰とか、そんな事はどうでもいいのです。
好きな悪魔を創り出す、育てる、一緒に戦う、悪魔が3Dで動く、喋る、それだけで楽しい。
お気に入りの悪魔にお気に入りのスキルを継承させる。
そして強敵と戦いながら難易度の高いダンジョンを攻略していく。
誰が何と言おうとそういうゲームなのです。

私、自分でパーティを作れるゲームが好きなようです。
FFTとかもそうですけど、なんかこう、コンセプトチームみたいなのを作りたくなりませんか。
ゲームなんて自己満足でなんぼだと思っています。
やり込みもしやすくて周回プレイも捗りますしね。
果てた世界の孤独感
メガテンシリーズでは毎度お馴染み、世界が一旦滅びます。
とは言うものの過去作では生き延びた人間は町の人々等を含め結構な数がいましたが、真3では5人だけでしょうか。
そして人間のパーティメンバーは1人もいないという、とんでもない展開です。
貝獣物語かな?
ストーリーは「うーん…?」という点もありますが、この荒廃した世界を歩き回るのはなかなか他のゲームには無い雰囲気で大好きです。
充実の悪魔全書
一度仲魔にした悪魔は、ゲーム内の悪魔全書から出典元の解説を確認する事が可能です。
メガテンシリーズに出現する悪魔は、ほとんどが現実の神話に基づく神々や悪魔です。
これがまた楽しい。
神話に詳しくなれます。

ゲームとして残念な点
スキル継承のランダム要素
合体時のスキル継承はプレイングに深みを与えましたが、ランダム要素のため拘り始めると時間がいくらあっても足りないです。
どうせ目当てのスキルを継承するまでキャンセルを繰り返す事になるのですから、最初から選択出来ても良かったのかなぁと思います。
もしくはいっそキャンセル出来ないようにするか。(それだとセーブ&リセット地獄か)
まぁこれは過去のメガテンでも同様の問題です。
悪魔との会話の単調さ
真3特有の欠点としては、「悪魔会話の単調さ」があります。
お金やアイテムを渡してご機嫌を取るだけ。
特に最終質問は正解がランダムという雑さ。
そりゃあないですよ流石に。
会話スキルで有利に進める楽しさはありますが、それを差し引いても真3の会話は残念としか言えません。

リマスターとして優れている点
令和に真3がプレイ出来る
画質、音質は当然綺麗になっています。
リマスター版をプレイする前にPS2を引っ張り出してきてプレイしてみたのですが、さすがに最近の大きいテレビではジャギジャギもいいところで文字も非常に読みづらく、目が悪くなりそうでした。
綺麗な真3が令和にプレイ出来る、これだけでも感動モノです。
入手困難だったマニアクス版がプレイ出来る
当時入手困難でプレミア価格までついてしまったマニアクス版、マニアクスクロニクル版がプレイ出来ます。
これは非常に嬉しいですね。
私も今回初めて触れたのですが、追加要素のボリュームがかなり多くて大満足です。
リマスターとして残念な点
- 倍速機能が無い
- ムービーがPS2当時のままの画質
- 合体時やステータス確認自に仲魔グラ表示が重い
倍速機能つけて欲しかったですねぇ…
総評
メガテンシリーズに触れた事の無い方、メガテンシリーズ好きだけどタイミングが合わなくて未プレイの方、過去にやり込んだ方、どなたにでもオススメ出来る一本です。
特にシリーズ未経験の方には最適な作品だと思います。
GUNとCOMPのメガテンも大好きですけどね。
過去メガテンシリーズ特有の3D MAPも廃止され、良い意味で万人向けになっています。
PS4版ではまさかの全END見るトロフィーが…
何種類エンディングあると思っとんねん。
しかたない、やりますか。(歓喜)
おまけ 先生END動画
Amazonだと3,000円台まで落ちてきているようですね。
メガテンって何?というお話の記事です。
