
東京が死んで、たまゆらが生まれた
2003年2月20日にPS2で発売された、超ウルトラハイパー名作「真・女神転生III -NOCTURNE-」。
2020年10月29日、待望のPS4 & SwitchでHDリマスター版が発売されました。
いやもうこのリマスター版発売のニュースを見た時は度肝抜かれましたね。
こんなに嬉しかった日はそうそうありません。
というわけでもちろん購入。
(PS4でリメイクばっかりプレイするレトロゲーマーの鑑)


FFやドラクエも好きですが、実はメガテンシリーズが一番好きなのです。
この真IIIは、PS2というハードで言えば間違いなく一番プレイしたゲームです。
女神転生ってどんなゲーム?
1987年に記念すべき1作目「デジタル・デビル物語 女神転生」がファミコンで発売。
会話で敵を仲間にする、仲間を合体させて更に強い仲間を作るという斬新なシステムで話題になりました。
登場キャラクターや倒すべき敵は、現実で語られる様々な神話上の神々がメイン。
神々を仲間にして、神々を倒すという、宗教観ごった煮の日本だからこそ成せるシナリオです。
楽曲も当時ゲームに使われる事が珍しかったハードロックで、FCの音源とは思えない重厚感がありました。
1987年ってドラクエ2と同じ年ですからね。
まだ完全に手探り状態のRPG業界にいきなり爆弾を投下したようなものです。
そのダークな世界観、他とは一線を画したゲームシステムや楽曲で、コアなファンを獲得。
- 会話で敵が仲間になる!
- 仲間を合体出来る!
- オリジナルパーティが組める!
- 曲がロックでカッコイイ!
- 勧善懲悪に収まらないストーリー!
- ハードコア&ダークな世界観!
- イチャラブ要素なんてないよ!
- 難易度が高い!
- 神話に詳しくなれる!
- アクマをころしてへいきなの?
※ 未プレイの方のために、あえて「敵」「仲間」という表現を使っています。
以降はメガテンシリーズとして、
1990年 「デジタル・デビル物語 女神転生II」 (FC)
1992年 「真・女神転生」 (SFC)
1994年 「真・女神転生II」 (SFC)
が発売。
その間にも外伝作品である「ラストバイブル」、「魔人転生」、「デビルサマナー」、「ペルソナ」等が続々と作られていきます。
そして満を持して「真・女神転生III -NOCTURNE-」が2003年にPS2で発売されました。
真IIから実に9年振りの本流の続編ながら、その「メガテンらしさ」は全く損なわれておらず、かつ洗練されたバトルシステム、UI、遊びやすさからシリーズ最高傑作と評される事も。
その人気から、デビルメイクライのダンテが登場する「マニアクス版」、ダンテの代わりにメガテンシリーズのライドウが登場する「マニアクスクロニクル版」も発表。
これらはプレミアが付いてとんでもない価格になってしまいました。
PS2版との違い
基本は「マニアクスクロニクル版」に準拠しています。
- イベントシーンにボイス追加
- 中断セーブ機能追加
- 難易度「MERCIFUL」(イージー)追加
- BGM変更DLC
- ダンテ変更DLC
- レベル上げダンジョンDLC
- お金稼ぎダンジョンDLC
もちろん映像や音楽は超強化されています。
BGM変更DLCは、戦闘曲とフィールド曲を真I、真II、真IVのものに変更できるというもの。
また通常はライドウが出現するところが、ダンテに変更できるというDLCもあります。

さすがに綺麗になっています。
17年前のゲームなので、携帯電話はパカパカのタイプです。
(今の若い子には分からないのか…)

イベントシーンはフルボイスになっています。
主人公や各キャラに名前を付ける都合上、実際のボイス自体は「君」「彼」「お前」「あいつ」等に置き換わっています。
千晶様の声が結構かわいい。

シリーズ未プレイさんにもおすすめ
正直なところ、未プレイヤーの「メガテンシリーズは取っ付き難い」という印象は否定出来ませんでした。
一番の要因はウィザードリィみたいな3Dマップだと思います。

しかし真・女神転生III -NOCTURNE- ではシリーズの象徴であった3Dマップを廃止しています。
賛否両論あるかと思いますが、私は英断だったと思っています。
個人的には好きですけどね、3Dマップ。

真IIIで初めて搭載されたバトルシステム「プレスターンバトル」は、RPGのバトルシステムでも最高峰。
合体で新しい悪魔を作り出すワクワク感は何物にも代えがたいです。
今までシリーズごと敬遠されていた方にも是非最初に遊んでいただきたい超名作です。
動画
開始30分くらいで流れるオープニングのイベントシーン。
いきなり世界が崩壊します。
さて、やるぞーーーーーー!