2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災から10年が経ちました。
1万5千人以上の死者。
4万人以上が未だに自宅に帰れず避難生活。
2千人以上が未だに行方不明。
そして福島第一原発のメルトダウン。
人間は自然には敵わないと思わざるを得ません。
地震の影響で壊れてしまった原発を片付けるために30年~40年はかかると言われていますが、実際には40年かかっても綺麗になるかは分からない状況だそうです。
40年。
40年後に私はこの世にいないかもしれません。
この負の遺産は、子の時代に、そして孫の時代に引き継がれるわけです。
もちろん原発があったからこそ私たちの生活は豊かになりました。
加えて原発を建てた現地の経済支援もあるのでしょう。
様々な人たちに利益が発生します。
私のような、よく知りもしない人間が否定出来るものではありません。
それらを鑑みても、人間の業を感じてしまいます。
地震発生時は私は仕事が休みで、家でテレビを見ていました。
リアルタイムでテレビ中継を見ていて、津波に飲み込まれる町、津波に飲み込まれる人を見ていました。
私たちが今こうして生きている事は当たり前ではありません。
地震の映像、そして津波の映像を見る度に、亡くなられた方たちのためにも生に感謝し、そして一生懸命生きようと思います。