レトロゲーマーがFF15を100時間プレイしてレビュー

プレステ2までしかプレイした事のないレトロゲーマーおっさんの私がひょんな事からプレステ4を入手したので、FF15をプレイしてみました。

プレイ時間が100時間を超えレベルも99に達したので、ちょっと感想を書いてみたいと思います。

(レベル100以上になるみたいですけど)

正月休みの3日間でとりあえずメインストーリーはクリアしました。

エンディングにはLV48、プレイ時間45時間で到達したようです。

当然攻略サイトの類は一切見ていません。

目次

素直に、とても面白かった

賛否両論あるゲームだとは聞いていましたが、ゲーム内容やストーリーについての事前知識はほぼゼロの状態でプレイ出来ました。FFRKでキャラの名前を知っていたくらい。

文字通り寝る間も惜しんで熱中しました。

こんなにどっぷりゲームにはまったのは久しぶりです。

何が面白かったのかと言われると難しいのですが、単純に絵が綺麗だし曲がかっこいいしキャラはよく動くし喋るし料理は美味しそうだし、FF15の世界にのめり込めたからだと思います。

ただこれは、前述の通り私がプレステ2までしかプレイした事が無かったからかもしれません。

一般的に評価がイマイチという事は、世の中にはもっと面白いゲームで溢れているのでしょうか。

ツッコミどころが無いわけではない

ストーリー面について

ざっくりと、ノクティスが王子から王として成長するというお話です。

婚約者と結婚式を挙げるために王都を出発したノクティス王子ご一行、すぐに故郷の王都が帝国軍に滅ぼされたため帝国軍と戦い、最終的には自分の命を賭して世界を救う、というストーリー。

結構重くて緊迫感のあるストーリーなのですが、ゲームとしてはメインストーリーを進める時間よりサブクエストやモンスター退治をこなす時間がほとんど。

そんなとこで写真撮ってる暇あるの?

カエル探してる場合じゃなくない?

朝から晩まで釣りしてるけどいいの?

とツッコミたくなります。

緊迫感のあるメインストーリーと並行して、軽いノリの一行がお気楽にサブクエストをこなすので違和感があります。

いや、メインストーリー進めればいいのですけど、やれる事があるならやらないと気持ち悪いじゃないですか、ねぇ。

やや難解で突拍子もないストーリー展開はFFシリーズのお約束だと思っているのでメインストーリー自体には不満はないです。

かの有名な、

「悪い やっぱ辛えわ」

「そりゃ辛えでしょ」

「ちゃんと言えたじゃねえか」

「聞けてよかった」

も良かったと思います。

事前のシドのセリフ、「抱えたもんを話してくれねえってのは――辛いもんだ」のフリが効いていますね。

あまり語られないキャラクターたち

ちょっとキャラクターの掘り下げが足りなかったのかなと思います。

「父と子。そして王の物語」というキャッチコピーですが、父は下手すればゲーム開始1時間でお亡くなりになられます。

そして当初の旅の目的であった婚約者のルナフレーナとの絡みもほとんどありません。

グラディオラス、イグニス、プロンプトの3人もどういう出自の人物なのか、何故王子に対してタメ口なのか、そもそも何故一緒に旅をする事になったのか、この辺はほとんど語られません。

皆さん何も無い空間から武器を召喚して戦いますが、ノクティスは王家の力?なのかもしれませんが他の3人は何故そんな事が出来るのかも不明です。

(私が見落としただけかもしれませんが)

この3人との旅は非常に楽しく愛着も湧きましたが、だからこそゲーム内でしっかり語ってほしかったなという印象です。

ちなみにボロクソに言われがちなグラディオラスですが、私は違和感をありませんでした。

ノクティスがああではそりゃ仕方ないだろう、と思いましたがどうでしょうか。

途中離脱だけは意味不明でしたが。

アラネアが仲間になった状態であんな狭いダンジョンを5人で進むとごちゃごちゃするから外されたというだけとしか思えません。

ストーリー上では非常に重要な立ち位置にいるべきファントムソードも存在感が薄いです。

集めなくてもクリア出来るし集めたところで何も起きないし店売り武器で十分戦えるしで、何がなんだか分かりません。

一番分からなかったのがレイヴスの存在です。

ポッと出で主人公と敵対してきたかと思えばいきなり死にます。

ルシス王家憎しノクティス憎しが行動原理かと思いきや、レギス王の形見の剣を大事に持っておりノクティスに託すという最期。

いてもいなくても全くストーリーに影響を与えない希有なライバル(?)キャラ。

多くを語らない事でプレイヤーに想像の余地を与えるというのはゲームの演出の一つですが、それはリアルからは程遠いビジュアル、世界観であるからこそだと思います。

声優付きで表情を変えながらべらべら喋るリアルなキャラクター達のバックボーンを想像するというのはなかなか難しいものです。

色々書きましたが、イリスはほんとかわいい。

車という謎の存在

レギス王から借りている王都製のレガリアという車。

これの設定も謎が多いです。

ただの車だと思うのですが、帝国軍がこれを盗みます。

車をです。

ノクティス一行は車を取り返すために命懸けで帝国軍基地を襲撃します。

車のためにです。

その辺の車に乗り換えてはダメなのでしょうか

ノクティスは王都の車にしか乗れないという設定でもあるのでしょうか。

王子だから?

そもそも車移動が基本となるこのゲーム。

別の場面では帝国軍基地の正門前まで車で乗り付けてから攻め込むするというシーンも。

冷静に考えてそんなファイナルファンタジーがあるかいな、と。

ゲームシステムとリアルさを求めた世界観のミスマッチ

ゲーム内時間は刻一刻と進み、何も操作しなくても昼から夜へと変わっていきます。

朝になれば今日の天気の確認をする会話をし、昼になれば暑い暑いとぼやき、夜になれば腹が減った風呂に入りたい眠いと文句を言います。

そのリアルさに感動した私は、ノクティス一行のために21時にはキャンプや宿泊をしていました。

しかし途中とても難解な洞窟に遭遇、盛大に迷いに迷ったのですが洞窟をクリアした頃にはゲーム内で2日間が過ぎていました。

2日間飲まず食わずで走り回っていたのですが、特に何のペナルティもなく。

あ、そうなんだ…という感じでした。

そう考えると、何故キャンプというシステムがあるのかも不明です。

寝なくても食べなくても問題ないなら要らないじゃないですか。

夜はシガイという強力なモンスターが発生するので冒険中に夜になったら緊急的にキャンプするというのは楽しそうですが、「宿泊地に戻るボタン」や「車に戻るボタン」で一瞬で街に戻れてしまいますしね…

そりゃ戦闘中にお腹が痛くなってトイレに行くようなリアルさは不要だと思いますよ、某ラサール石井のちゃいるずくえすとではありましたが。

どこまでリアルにするのかという問題はありますが、FF15に関して言えばどうにも中途半端に感じてしまいました。

トイレには行かないのに、車に給油なんてシステム本当に必要だったのでしょうか

あ、車がカーブを曲がり切れずにガードレールに激突し、フロントガラスがバキバキになった時は声出して笑いました。

バトルシステムの稚拙さ

適当にボタンを押しているだけで様々なアクションで攻撃してくれるため爽快感はあります。

ですがそれ故にプレイヤースキルが介入する余地が少なく感じます。

私はモンハンをかなりやり込みましたので、最初は似たような感覚でプレイしていたのですが似て非なるものでした。

FF15のバトルで大事なのはレベル、そして装備です。

そういう意味ではファイナルファンタジーしていて良いと思いましたけど。

戦闘のテンポも悪いです。

敵の攻撃が理不尽に強力であり回復手段がアイテム頼りなため、しょっちゅうしょっちゅうアイテム欄を開いてポーションを飲まなければなりません。

操作キャラのノクティスはプレイヤー操作で敵の攻撃を回避する事も出来ますが、お供の3人、というかイグニスとプロンプトは本当にすぐ死にかけます。

その度にアイテム欄を開き戦闘を一時停止してポーションポーションエリクサーポーション…

この世界での魔法の立ち位置もよく分かりませんでした。

マジックボトルって何?

そもそも何で魔法使えるの?

それも王家の力?

システム的に言えば回数制限というのはやはり使いにくいですし、攻撃魔法しか使えないのも不満。

カメラワークやロックオン機能も稚拙と言わざるを得ません。

混戦時の絶望感は異常。

巨大なモンスターが複数出現したらもうぐちゃぐちゃです。

敵をロックオンしてもアイテムを使えば外れる、味方コマンドを使っても外れる、そりゃないですよ。

初めてのオープンワールド体験と絶望

町マップやダンジョンマップとフィールド間の場面転換を挟まず、また自由に好きなところを探索できるオープンワールドシステム。

当然私はこれにも初めて触れて感動しました。

冒険している感が強く感じられてワクワクします。

広い世界に広がる海、広がる山…っていやいや広すぎます。

広すぎるわりに何も無いフィールド。

イベントも無い、人もいない、モンスターもたまにしかいない。

これもリアルさの追求なのだと言われれば確かにそうかもしれませんが。

延々と次の目的地に向かって車を走らせます。

のんびり風景を眺めているだけでも楽しいのですが、時間が無いときは少しイライラするかもしれません。

またこのゲームで一番ストレスだったのが、見えない壁の存在です。

いやそれくらいの岩は乗れるでしょ?いやいやあっちだったらそれくらいの高さのガードレール飛び越えてなかった?という場面が至る所に存在します。

雑草もそれくらいかきわけて進んでくれよ…とがっかりする事が多いです。

オープンワールドとは直接関係はないですが、ダンジョンの作りも不親切です。

落ちる崖と落ちない崖があります。

落ちる事によって進める場合と、落ちてしまうと最初からやり直しになる場合があるのは古来から伝わるRPGダンジョンのギミックですが、落ちられたり落ちられなかったりするのはどうかと思います。

オープンワールドならではの弊害だと思うのですが、全体的にストーリーの規模が小さいのも気になりました。

2国家(2大陸)しか出てきません。

しかも片方の大陸はオープンワールドとは言えない一本道。

昔のファイナルファンタジーであれば全世界を冒険し、果ては第2世界や第3世界といったスケールでストーリーが展開する場合もありました。

オープンワールドでそこまで作り込む事は不可能なのでしょう。

その他色々言いたい事はある

冗談かと思うくらい字幕が小さいです。

私は視力が良いので読めますが、普通の人はしんどいと思います。

どういう意図があってこんなに小さくしたのか理解に苦しみます。

オサレ感のため?

地図やナビゲーションマップ(右上の簡易地図)が見にくいです。

ダンジョンは立体的な構造をしている事が多く、それを地図で表現しきれていないため迷いに迷います。(ついでに隙間をカニ歩きするギミックどんだけ好きなの)

ナビゲーションマップは施設アイコンの大きさが適切ではなく、ごちゃごちゃしていて何の店があるのか分かりません。

最後に、見えない壁の次に辛かったのが13章のジグナタス要塞というダンジョンです。

演出が完全にバイオハザード

薄暗い工場?研究所?で倒せない追跡者に追いかけられる、死体に足を掴まれる、ドアを開けると敵が飛び出してくる、廊下を歩いているとバカでかい音を出して敵が飛び出してくる、セキュリティロックされた扉を解除しながら進む…

全部バイオハザードで見ました。

しかも異常に長い。

脅かす演出ばかりでハラハラというよりイライラです。

私、ホラーゲーム苦手なのです。

本当にここだけは苦痛でした。

あと細かい事を言えば、未だに敵基地でサーチライト避けるギミックやるんかい!とか、エンディングテーマそれかい!とか、カエル探すのがめんどくさい!とか、バハムートがダサい!とか色々ありますが、キリが無いのでこの辺で…

FF15 総評

FF好きな人ほど酷評になるのも分かる気がします。

期待値が高すぎたのでしょう。

どれだけFF15の世界に入り込めるかで評価が分かれそうです。

のんびりやるゲームだと思うのですが、娯楽が溢れる現代人には時間が勿体なく感じてしまうのかもしれません。

例えば長い車移動も風景を眺めて楽しめればいいのですが、その時間にスマホをいじってしまう人が大半なのではないでしょうか。

マルチタスクに慣れ切った現代人では、FF15の世界に没入して楽しむというのは難しくなると思います。

開発陣の想定とプレイヤーの環境がミスマッチを起こしていると言えます。

FF15が好きな人は、ゲームを「プレイする」ではなく、「体験する」と表現します。

まさにその通りかと。

なんだかボロクソに書いた格好になったような気もしますが、冒頭でも書いたように凄く面白かったです。

お風呂とトイレと睡眠時間以外はノンストップでずーーーーーーーーーーっとプレイしていましたからね。

のほほんのんびりと世界を散策して、釣りをして、キャンプをして、ドライブをして、指定モンスターをハントして、そういうところは非常に楽しめました。

ただひたすらにそれを楽しめれば良かったのですが、メインストーリーの重苦しさと合っていないのですよね。

どうしても「こんな事してていいのか…?」と考えてしまいます。

未プレイの方は是非プレイしてみて欲しいと思います。

安いですしね。(悲しい事に)

FFは13とオンライン以外プレイしていますが、15は上位に入るほど気に入りました。

料理は本当に美味しそう。

動画

最後にFFRKでお馴染みの戦闘を動画に撮ってみましたので、よろしければご覧ください。

未プレイの方も「へーーーー、こんななんだーーーー」と思っていただけるかと思います。

ナイトメアよりスモークアイ戦

結構序盤に戦います。

この戦闘をプレイししている時は「ごちゃごちゃしてて何が起きているかヨクワカラン」と思っていましたが、後半のバトルに比べたらえらいスッキリしてますね。

地味に皆大好きエアステップソードも出てきます。

ナーガ戦

子供がどーのこーのでお馴染みのナーガさん。

FFRKでは意味が分かりませんでしたが、原作をプレイしてもやっぱり意味が分かりませんでした。

完璧な原作再現だったのですね。

リヴァイアサン戦

FFRKではお腹がばっさーなって水ばっしゃーのエフェクトが綺麗だったリヴァイアサン。

さすが六神(過去シリーズで言う召喚獣)との戦いだけあって派手ですが、プレイしてる本人はもう訳ワカメでひたすら攻撃ボタンを連打しているだけでした。

これちゃんと攻撃避けたりガードしたりしながら戦うものなのでしょうか。

アラネアと共闘 ケツァコアトル戦

ケツァコアトルはFFRKでは未登場でしょうか?

アラネアと共闘という意味でピックアップ。

アラネアさん、原作ではもっとライバル的なポジションで何度も戦った末に最後の最後で助けてくれるキャラなのかと勝手に想像していましたが、意外と早くデレるのですね。

地獄のウルフラマイター3体+ナーガラジャ戦

最後に地獄の複数巨大ボス戦です。

カエルと石化をしてくるナーガラジャを先に倒したいのですが、前述の通りカメラワークとロックオン機能がイケていないのでなかなか骨が折れました。


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