[ballon-left]やべっちポーカーフェイス。小林克也です(いい声)[/ballon-left]
岡村隆史のオールナイトニッポンで、ナインティナイン岡村さんが炎上しました。
炎上ネタは「コロナで経済的に苦しくなってしまった美人が風俗で働くのが楽しみ」といった内容。
そりゃあ炎上しますわな。
ナイナイのオールナイトって?
1994年から2014年まで20年以上に渡って放送された伝説のラジオ番組、ナインティナインのオールナイトニッポン。
長い長いオールナイトの歴史でも、20年というのは歴代No1の長さです。
2014年に矢部氏が卒業し、その後は岡村さんが一人パーソナリティとして引き続き放送しています。
ちなみに私は岡村さん単独になった後はたまにしか聴いていなかったのですが、ナイナイでやっていた頃は毎週録音して聴いていたくらいのリスナーです。
番組は、ネタはがきを読むコーナー、そしてナイナイの二人のフリートークで構成されています。
このフリートークに関してはかなりプライベートな話題まで突っ込んでおり、またコンビ間の意思疎通を図る場という側面もありました。
仕事以外では全く接触しないため、ラジオが二人で顔を突き合わせて会話する唯一の場だったのです。
そんな、「二人が週に1回だけ会話をする場面」に立ち会うというのが、このナイナイのオールナイトの魅力だったようにも思います。
炎上を受けて翌週謝罪放送、そして矢部氏登場
およそ6年振りの番組共演です。
説教は1時間以上にも及びました。
逃げ癖がある、お礼を言わない、女性を敵として見ている、偉くなった自身の環境に甘えている等々、実際にあったエピソード付きで指摘していきました。
今回の炎上発言についても、偉くなって怒られたり指摘される事も減って周りはリスナーも含めイエスマンばかりになり、不特定多数の人間の気持ちにまで考えが至らなくなっていた、というところでしょう。
頑固、人の話を聞かない、自分が絶対正しいと思っている、物忘れが激しい、天然かつ捻くれている、この辺りはヘビーリスナーの方なら感じるところです。
「岡村おじいちゃん」といじられる由縁です。
今回のこの説教もはたしてどこまで響いているのか…という感はありますが、是非一度自身を見直すきっかけになればと思います。
恐らくですが、これだけ言われても本人は変わる気はないでしょう。
もしくは変わる気はあっても変われないでしょう。
岡村さんの人生ですから、変わる必要なんてないのかもしれません。
しかし岡村さん自身のためにも、そして周りの人間、なにより矢部氏のためにも少しでもいいから変わってもらいたい。
ナイナイのオールナイトファンとしては、ナイナイが不仲というのは辛いのです。
説教終了後、少しだけネタはがきを読んでいましたが、「絶対に笑ってはいけないオールナイトニッポン」状態で本当に面白かったです。
お通夜ムードの中ネタはがきを読む → 岡村さん「ごめん」 → 矢部氏「かまへん」の繰り返し。
声出して笑ってしまいました。
ずるいですってそれは。
エイブル協賛のネタコーナーだったのでやらないわけにはいかなかったのでしょうね。
ラジオで説教するのはおかしい?
ところで、「ラジオで説教するなんておかしい」とか「言いすぎだ」「人格否定だ」とか「矢部ごときが偉そうに」なんて意見もあるようですが、ナイナイのオールナイトを長年聴いていた人からすればそれは違うと思います。
ラジオは二人の意思疎通の場であり、二人が一番大切にしていた場です。
説教するのも当然ラジオ内ですし、それはニッポン放送も、スポンサーも、昔からのリスナーも承知しています。
そして岡村さんの事を一番理解しているのはもちろん矢部氏です。
矢部氏は本当にナイナイの事、岡村さんの事を真剣に考えています。
偉くなってしまった岡村さんに今回しっかり伝えるべき事を伝えたのは言い過ぎでもなんでもなく、愛でしかありません。
たしかに矢部氏はラジオを去るべきではなかったと思います。
2010年の病気以降、言っても変わらない岡村さんに耐えられなくなり、ラジオを離れて岡村さんと関わる事自体を止めてしまった矢部氏。
それなのに今更説教かよ、というのは分からないでもないです。
それでも今回こうやって戻ってきて言ってくれた、それが本当に良かったです。
というか大人ですしね、普通大人は何も言ってもらえません。
「怒られるうちが花」なんて大っ嫌いな言葉でしたが、今回の件を見て本当にそうなんだなぁと思いました。
もしかしたら矢部氏も、そしてナイナイというコンビも、また変わるかもしれません。
二人とも頑張ってほしい
ナイナイのオールナイトは間違いなく私の青春でした。
テレビでは決して見せない素の二人の表情に、身内のような親近感を覚えたものです。
そしてそれは、テレビを見なくなった、ラジオを聴かなくなった今でも変わっていません。
地元の友人と別れる時の挨拶は未だに「おつかれーしょん」です。
(20年以上前に岡村さんがラジオ内で発言してちょっとだけ流行った)
今回の炎上を受けて矢部氏は、「(不快な思いをした方には申し訳ないが岡村さんが変わるための)良い機会をもらった」と言っていました。
その通りだと思います。
放送終了後、矢部氏にちゃんと「ありがとう」と言えている事を心より願います。
………多分言っていないのでしょうけど。
岡村おじいちゃん、テンパるとほんとダメなので。
[ballon-left]矢部浩之のどりちんくらぶー どりちんどりちん[/ballon-left]
昔聴いていた人も、聴いた事のない人も
結局この記事で一番伝えたかった事は、過去放送がネットで聴けるので是非聴いてみて欲しい、という事です。
2010年に岡村さんが病気でお休みしたので、その前がいいですね。
2000年前後がアツいです。
「ナイナイって別に面白くないよなー」とか「矢部って居る意味あんの?」という印象をお持ちの人たちも見方が変わる、かもしれません。
また、「昔聴いていたけど最近はあんまり聴いてないなー」という私のような人。
4月30日の謝罪放送は色んな意味で胸に迫るものがあります。
是非検索して聴いてみてください。
間違いなく神回です。
昔を思い出して過去放送が聴きたくなる事間違いなしです。
「反町っす」とかまた聴きたいですね。
あれは何年くらいだったかな。
ああ、また二人でオールナイトやってくれないかなぁ…
なんだかボロクソに書いてしまったような気もしますが、私は岡村さんも矢部氏も大好きです。
それでは本日はこの辺で。
[ballon-left]わーわー言うとります。お時間です。さようなら。[/ballon-left]