渚にまつわるエトセトラ
最近どうにもバイブスがagaらず、マンガばかり読んでいます。
んー、そういうバイオリズムなのでしょうか。
人生インプットも大事ですしね。仕方ないですね。
で、色々読んでいるのですが、その中でも特に最近面白いと感じた作品を紹介させていただきます。
その名も「雪女と蟹を食う」。
グルメマンガ?
タイトル見ただけだと意味が分からないですが、これが面白かった。
100人が100人ハマる作品かと言うと微妙ですが、私は面白かった。
「雪女と蟹を食う」とは
週刊ヤングマガジンで2019年〜2021年に連載されたマンガです。
マガポケというスマホアプリでも読めます。
全8巻で完結済み。
後日談の9巻も2022年12月に発売されるそうで。
2022年7月にはテレビドラマ化もされました。
内容としては、痴漢冤罪で自殺しようとしている若いにーちゃん(主人公)がたまたまテレビに映った蟹を見て「よし北海道で蟹食ってから死のう」と考えるものの「あれ、でも旅費無いじゃん」となり、面識の無いその辺の人妻(ヒロイン)をレイプしてお金を奪おうとするのですが、その人妻が「んじゃお金出すから私も一緒に蟹食いに行くわ」と言い出すのでイチャイチャしながら2人で北海道へ蟹を食いに行くというお話です。
何を言ってるのかわからねーと思うが、これが最後まで読むとちゃーんと意味が分かるのですよ。スンゲェ。
なんかよく分からないけど面白そうでしょう?
こういうプロットを描ける人、マジで凄いと思います。
何を食べたらこんな話を思い付けるのだろうか。
蟹か。
蟹なんて10年以上食べてないなぁ。
登場人物紹介
登場人物が非常に少ない作品です。
主に4人しか出てきません。
その分各キャラの心情が濃密に描かれています。
北
本作の主人公で20代の男の子。
一見ヘタレ風だが要所要所で男らしい面も見せる。
お酒を飲むと勃起しない。
情けないですねぇ、私は20代なら飲んでもイケましたよ。
彩女
本作のヒロインでベストセラー作家を夫に持つ、セレブでエロい人妻。
儚くも憂いを帯びた瞳が素敵。
文学作品を愛するあまりとんでもない行動に出る。
お酒が大好き。
マリア
本作のサブヒロインで北海道はススキノのキャバ嬢。
ひょんな事から主人公の北と知り合いイイカンジの仲になる。
多分この作品で一番の常識人。
一騎
本作のベジータポジでベストセラー作家先生で彩女の夫。
外に愛人を作り、あまり家には帰っていない。
所感
この作品はネタバレしてしまうと興醒めなのであまり語る事も無いのですが。
語りたいけど語れない。
途中までは荒唐無稽なお下品マンガ風味ですが、徐々に各キャラの迫真の行動原理が浮き彫りになっていきます。
ラストの展開は賛否分かれるかと思います。
ご都合主義と言われても仕方ありませんけど、私は好きなエンディングでした。
闇を抱えた主人公と闇を抱えたヒロインのエログルメハートフルドロドロ紀行、ご興味あれば是非。