ネット上で口論するくらいなら拳で解決した方がカッコいいという話

たまゆら

俺より強い奴に会いに行く

中学生でPHS(テテ)を買ってもらって以降、ISDN接続のネット環境でアイコラをDLして親に怒られ、テレホーダイの素晴らしさに感激して、ADSLでMMOをプレイして家電が鳴って切断死して、光回線にスマホにSNSという現在に至るまで、かれこれ25年ほど毎日ネットに触れネットを介して人々と文字のやり取りをしているわけですが、ネット上での文字のやり取りによる口論(議論ではなく口論)は無意味だというのが持論です。

面と向かって目を見ながら身振り手振りを交えて喋っても正しく意図が伝わらない事だってあるのに、感情的になった上での文字での口論なんて不毛の極みです。

すぐに論点が明後日の方向に吹っ飛んで「俺は悪くない、悪いのはお前だ」しか内容が無くなりますし。

誰も勝たないですし誰もハッピーにならないのでネット上での口論は止めましょうね。皆ハッピーが一番です。

それでも気に食わない事には一言言いたくなるのが人のサガですが。

なんで急にこんな話をしているのかって、先日格ゲー界隈で発生したやり取りに感銘を受けまして。

私も格ゲーは詳しくないのですがザックリこんな感じのようです。

  1. 有名な格ゲーマーA氏がTwitterで発言
  2. リプライでA氏を煽るB氏(フォロワー数2桁の普通の人)が出現
  3. A氏が煽り返して口論に発展
  4. B氏「異論あるなら格ゲーで勝負しても構いませんよ」
  5. 対戦してB氏勝利
  6. B氏「この敗北から何かを学び取ってくれれば幸いです」
  7. A氏「はい」

こんなん笑ってしまいますよ。完全にリアルストリートファイターじゃあないですか。

A氏の最初の発言が内容的に正しかったのか間違っていたのかは私には分からないですし、仮に間違っていたとしてもいきなり煽ったB氏はどうかなぁとは思いますし、煽り返したB氏もなんだかなぁとは思いますが、それでもこの「力こそが全て」という北斗の拳ライクな価値観のもとに鍛えた拳をぶつけ合う漢たちの生き様に目頭が熱くなりました。

対戦後にはお互いの健闘を讃えて抱き合ってほしいし、このままリュウとケンみたいに親友かつ最大のライバル同士になってほしい。(現実的にA氏はハラワタ煮え繰り返っているでしょうけど)

「勝者が正義で敗者が悪」と一括りに片付けてしまうのは暴論が過ぎると思いますが、お互いが何を言いたいのかも伝わっていないような無益な罵詈雑言のやり取りを続けるくらいなら分かりやすい方法でスパッと決着を付ける。とても素晴らしい文化だと感じました。

あとね、Twitterってフォロワー数が多い方が正しいみたいな風潮あるじゃないですか。Twitterに限らずですけど、権威主義と言うのでしょうか。

今回、有名格ゲーマーのA氏は「身の程を弁えて発言すれば害虫と同レベルの存在であるあなたでも相手してくれる人がいるでしょう」という旨の煽り方をしているのですよね。

先に煽られたからこんな煽り文句を返したとも取れますが、「フォロワー数少ないのにイキるんじゃねえよ」という心理もあったのではないでしょうか。

「何を言ったかよりも誰が言ったか」が持て囃されるのがこの世の真理かもしれませんけど個人的にはクソ喰らえだと思っているので(そもそもTwitterのフォロワー数が多くても偉くもなんともないですけど)、そういう意味でもこういう実力でハッキリさせる決着は潔いなと。

まとめますと、「喧嘩はダメだよ」「どうしても納得いかないなら殴り合ってケリつけようね」「終わったら仲直りしようね」という、ほっこりするお話のお裾分けでした。(現実的にA氏はハラワタ煮え繰り返っているでしょうけど)

いやぁ面白かったです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

初回コメントは承認制となります。内容確認→反映までしばらくお待ちください。

目次