嘘をついて宿題をやらない子供への対応について

たまゆら

君が見えなくて何度も呼びかけるよ

息子が嘘をつくので困っています。

私自身のために、原因と対策と今後の方針について整理したいと思います。

やはり整理するためにはアウトプットが大事。

目次

子供のステータス

まずは現状の子供のステータスと基本教育方針を。

  • 小学4年生
  • ゲーム超好き
  • 学校成績は問題無し
  • くもんの宿題が毎日ある(15分くらいで終わる量)
  • 宿題さえやれば後はゲームやり放題(1時間に1回休憩)

何故嘘をつくのかインタビュー

「宿題やった?」「(ゲームしながら)うん、やったー」「んじゃ良し」で信じていたのですが、ある日本当は宿題をやっていない事が発覚。

何故嘘をついたのか聞くと「ゲームがしたいから。宿題は後でやればいいと思った」との事。

宿題をやらない事が悪いわけじゃない。

宿題をやってからゲームするという約束を破った事が問題であり、それ以上に嘘はいかんよ嘘は

そして結局は後になっても「疲れた」「眠い」と言ってやらないパターン。

そんな事が何度も続きました。

今回の問題点

これを放置していくと、以下に発展する可能性が懸念されます。

  • 面倒な事を後回しにして自分の首を絞める人間になる
  • 嘘ばかりついて周りから信頼されない人間になる

根本的な事を言えば、進んで学習したいという気持ちにさせるような環境作りが出来ていない親が悪い、というのは間違いありません。面目ない。

しかし人生というものは残念ながら好きなことだけで生きていける人間は極々僅かで、面倒だけどやらなくちゃいけない事象は度々襲いかかってきます。残念ながら。

そして面倒臭いからといって後回しにしても未来の自分が苦しむだけですし、後回しにすれば往々にして事態は悪化するものです。

面倒ごとと今まさにここで戦う胆力を身に付けるというのは本人のためであると考えています。

「ダルいけど今頑張ってやった方が自分のためだわなぁ」とナチュラルに思える人間になった方が人生が楽になるでしょう。

ナチュラルに思えるというのが大事。

日々の宿題はその思考を定着させる訓練です。

また嘘ばかりつく人間は他人から避けられるようになります。

学生時代では嫌われるきっかけになりますし、大人になってからは相手にされなくなるどころか仕事も無くなりかねません。

近年ではホラ吹き炎上エンターテイナーみたいな事で生業を立てている人間もいるかもしれませんが、わざわざそんな道に進んで欲しいと願う理由もありません。

よって基本的には嘘をつかない人間の方が好ましい。

上記2点「後回しにする癖がつくデメリット」「嘘をつくデメリット」を手を変え品を変えなるべく分かりやすく何度も何度も伝えているのですが、何度も何度も同じ事を繰り返すわけです。

正直なところ、面倒ごと後回し症候群になろうが平然と嘘をつく人間になろうがゲームしか趣味がなかろうが勉強が出来なかろうが、それなりに生きていけます。

私がまさにそんな人間ですし。

しかし「めんどくさい事を先にやるのが当たり前」「嘘をつかないのが当たり前」という性質になれるのであれば、それに越した事はないと思うのです。

今後の対応案

さてどうしましょうか。

4つほど対応案を考えてみました。

1. ゲームを取り上げる

「ゲームが楽しすぎるから他の事が出来ないんだろ?」とゲームを取り上げる。

単純に学力向上のために勉強させたいという事であればそれでもいいのかもしれませんが、私の目的はそうではありません。

快楽に逃げる事を自制する精神を育む目的なので、ゲームは残さないといけません。

我が家では却下。

2. 身をもって分からせる

もう子供の言う事は信じないテイでいく。

しばらくの間、子供の発言には全て「どうせ嘘でしょ?」で返す。

もしかしたら嘘をついた事は反省するかもしれませんが、もっと根本的なところが捻じ曲がりそうなので却下。

でもなぁ、何度も同じ嘘を繰り返されると短期間でも痛い目見せないと言葉だけじゃ理解出来ないのかもなぁとも思います。

3. 引き続き会話

何故嘘をつく事がいけないのか、何故宿題を後回しにする(そして結果的に終わらない)事がいけないのか、もう10回は説明しましたが、引き続き向き合って根気よく会話を続ける。

伝え方を毎回工夫する。

子供に分かる言葉で会話する。

これが理想なのでしょうね。

しかしこれは双方にかなりの負担があります。

親サイドとしては何度言っても理解してくれない絶望感と無力感に苛まれ、子供サイドだって毎回同じような話をされていい気はしないでしょう。

子育てって大変ね。

4. 放置

「面倒な事なんて後の自分がなんとかしてくれるし」

「嘘ついたってバレなきゃいいし、バレても何とかなるっしょ」

まぁね、世の中の結構な数の人間がこうだと思います。

そもそも必ずこんな人間になってしまうというわけではなく、本人が家庭以外の人生の中で学んで軌道修正する可能性も大いにあります。

少なくとも今クリティカルに問題になっているという状況でないのであれば、何度会話をしても一向に改善せず会話が子供にとって多大なストレスになるのであれば、いっそなるようになれで放置というのもアリかなぁと。

結局どうするべきか

難しい問題です。

私自身は「警察の世話にならなければ好きにすればいい」という方針の元で育てられ、放置も放置、中学生からお酒を飲もうが煙草を吸おうが何も言われない家庭でした。

というか、中学生の時は親に煙草買ってもらってましたからね。

高校生の時は学校帰りに公園でお酒飲んでましたからね。

ちなみに母親は煙草を咥えながら料理をしていましたし、父親は休みの日は朝からお酒を飲んでいました。

合体させたのが私です。

結果的には結婚して子供をもうけて家も建てて文句の付けようもない幸せな人生を送っていますが、だからと言ってそんな教育が功を奏したのかと言ったらたまたまだったのではないかとも思うわけで。

息子に任せるのが息子の幸せなのか、とことん向き合うのが息子の幸せなのか。

難しい問題です。

しかし、多分ですけど、結局のところは無理強いしても仕方ないし、なるようにしかならないのかなって。

そもそもたまたま親になったというだけでしかない人間が、子供という一人の人間をどうこうしようという考え方がおこがましいのかなって。

お腹いっぱい食べさせて快適に眠れる寝床を用意しておけばそれでいいのかなと、この記事を書きながらそう思い至りました。

なるようになるわな、ウンウン。

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