ワイヤレスイヤホンデビュー
オーディオ機器とヘドバンには目がないたまゆらです。お世話になっております。
と言っても「そこら辺にいるちょっと音楽好き」くらいのレベルですけども。
まだカナルイヤホンがメジャーになる前、20年近く前ですかね、Shureの5万円くらいするカナルイヤホンを使っていたのですが、酔っ払って落としてタイミング悪くそのまま革靴のカカトで踏み潰して粉々にしてからはそういった高級機を使う機会も減りました。
槿花一日、一栄一辱。
というわけで最近は大体1万円前後のイヤホンやヘッドホンを使う事が多かったのですが、最近のスマホやらタブレットってイヤホンジャックが無いじゃないですか。
なんなのもう。
ミニプラグ変換ケーブルを挟んで有線イヤホンを使っていましたが、いい加減変換ケーブル挟むのもめんどくさいなぁという事で思い切ってBluetoothイヤホンを初購入してみました。まんまと。
色々調べまして、コストと音質のバランスが良さそうなWF-1000XM3という機種に決定。
思い立ったが吉日。人生は短い。
しかしネットで注文して2日後には届いてしまうというのは恐ろしいですね。
関係各所の中の人たちの労働環境を心配してしまうレベル。お疲れ様です。
で、使ってみたら「ワイヤレスイヤホン凄いやん」となったので、そんなこんなのレビュー記事を書きたいと思います。
WF-1000XM3とは
天下無双のSONY様のBluetoothイヤホン。
2019年7月に発売され、当時は準高級機として高性能/高音質で話題になったモデルです。
2022年現在では発売当時のおよそ半額の15,000円前後で入手可能になり、コストパフォーマンスの高さから未だその人気は衰えていない優良機種。
ワイヤレスイヤホンにはLとRがケーブルで繋がっているものもありますが、こちらは完全に独立タイプ。
ポロッと落としてしまう怖さはありますが、そこさえ気を付ければ使いやすさは抜群です。
箱がもうオサレ。
イヤーピースがたくさん付属しているのは助かります。
ケース兼充電器にイヤホンを収納すると充電されます。
充電器本体はUSB-TypeCで充電。
専用アプリをインストールしてペアリングを行います。
アプリではイヤホンと充電器本体のバッテリー状況を確認する事も可能。
有線イヤホンしか使っていなかった私は「充電切れたら使えないから不便じゃね?」と思っていたのですが、こうやってバッテリー状況を簡単に確認出来るのは良いですね。
WF-1000XM3の良いところ
駆動時間
イヤホン本体はフル充電で6時間再生。通勤通学ならこれで十分ですね。
充電器がフル充電なら、イヤホン本体を3回充電可能。
つまりイヤホンも充電器もフル充電なら、6*4=24時間まで連続再生可能です。
また、緊急時(?)には10分充電で90分の使用が出来ます。
普段使いであれば充電器はUSBケーブルに挿しっぱなしで家に置いておいてイヤホンだけ持って外出し、家に帰ってきたら充電器にしまうという運用だけで良さそうです。
長丁場になりそうであれば充電器も持って行けばOK。
びっくりしたのが、耳から外すと勝手にイヤホンの電源が切れる点。
無駄にバッテリーを消費する事もありません。
どういう仕組みなの。
タッチ操作
イヤホンをタッチすると音楽の再生や停止や曲送り、ノイズキャンセルのON/OFF、通話モードへの切替などが出来ます。
もう便利すぎて意味分からん。
着信拒否まで出来ます。めでてぇ。
そしてこれらの操作設定はカスタマイズが可能。
どういう仕組みなの。
ノイズキャンセル
前述の通り、イヤホンにタッチするとノイズキャンセルのON/OFF、外音取り込みモードのON/OFFを切り替えられます。
このノイズキャンセルが本気でえぐい。冗談抜きで。
物理的な圧迫感は変わらないのに外音の聞こえ具合が激変します。
カナルのスポンジピースと30年前の普通のインナーイヤーくらい変わります。
掌で耳をギュッっと抑えてあーあー聞こえないーしたくらい変わります。
どういう仕組みなの、マジで。
意味が分からなすぎてちょっと引きました。
これがイヤホンをポンと触るとON/OFF出来るのですから凄い。
イコライザー
音質をカスタマイズする事が可能です。
初期状態で8セットあり、さらに自分でカスタマイズした音質を3セット保存する事が可能。
凄すぎる。
もちろん私はベースマシマシで。
令和に生きる幸せを実感します。
複数端末での切替
複数端末の切り替えもシンプルでスムーズ。
「さっきまでスマホで使っていたけど今はタブレットで使いたい」等の場合です。
他の端末で使用したい時は、使用したい端末でWF-1000XM3のBluetooth接続をONにするだけ。
元々使っていた方の端末は勝手にOFFになります。
「マルチペアリング」と呼ばれる機能で、8台まで事前ペアリングが可能。
もっと上位機種になると、そもそも切り替え操作自体が不要な「マルチポイント」という機能を持つ機種もありますが、そこまで頻繁にあっち使ったりこっち使ったりしないので私はこれで十分です。
その他色々凄い
私はもうここまでの機能で十二分に満足してしまったので一旦保留にしましたが、アカウントを作ると位置情報を記憶して例えば電車に乗っている時は自動的にノイズキャンセリングONとか、あとは耳の形状に応じてなんかいい感じにしてくれる機能もあるようです。
いやもうここまで来ると怖いわ。
注意点
音ゲーをプレイするのは厳しいです。
これはWF-1000XM3がどうのという事ではなく、Bluetoothは遅延するものだからです。
あとは敢えて敢えて挙げるのであれば、横ヘドバンガチ勢はちょっと外れそうで不安に感じるかもしれません。普通の横勢や縦ガチ勢なら大丈夫。
音質は流石に高級機と比べたらウーンという感じですがそんなのは当たり前の話で、価格を考えれば充充充充分。というか感動するレベルです。
総評
なんかもう常識が覆されました。
「いや、そんなの最近のワイヤレスイヤホンなら当然の機能だから」というものもあるかもしれませんが、昔の有線イヤホンユーザの私としては感動しました。
- 音質が素晴らしい
- 音質のカスタマイズが可能
- ノイズキャンセリングがエグい
- イヤホンタップで再生/停止やノイズキャンセリングON/OFFや通話モードへの切替等が出来る
- 充電簡単 & バッテリー持ち良い
- フィット感が良くて外れそうにならない
- 複数端末でも簡単に使い回せる
特にノイズキャンセリングは「これ聴神経弄られてるんじゃないか」と心配になるレベル。
物理的に変形しているわけでは無いのに、なんでここまで外の音が聴こえたり聴こえなくなったりするのか。
総評すると、オーディオガチ勢にとっては音質は少し物足りないかもしれませんが、そうでも無ければ1万円ちょっとで人生を華やかに彩る素敵アイテムだと感じました。
少なくとも私は買って大満足です。
付けっぱなしでヘドバンしながら生活しています。
しかし我が家のiPad、色々繋げすぎでは。
オススメBluetoothスピーカー(SRS-XB13)のレビュー記事はこちらです。
CDをスマホに取り込むアイテム(ラクレコ)のレビュー記事はこちらです。