レトロゲーマーがマフィア2をクリアしてレビュー

たまゆら

$100の賄賂で殺人を見逃す警察

2023年11月のPS4フリープレイでマフィア2が来ていたのでクリアしました。

半年くらい前にマフィア1もクリアしていて、これがなかなか楽しかったので早速。

あんまりこれ系のゲームって馴染みが無いのですが、たまにやる分には良いのですよね。

午前10時にプレイを始めて、22時にはエンディングを迎えましたのでレビュー記事を投稿したいと思います。

いつも通りほぼネタバレ無しです。

あ、「マフィア1やった事ないから俺にはこの記事は関係ないな」は早計です。

シリーズ未経験者でもマフィア2からやるのはオススメ。理由は後述。

目次

マフィア2とは?

PS4/Xbox one/Steamでプレイ可能。

チェコのメーカーが製作したゲームで、クライムアクションというジャンルにカテゴライズされます。

グランドセフトオート的な、龍が如く的な、と言えば分かりやすいでしょうか。

ギャングやヤクザやマフィアといったアウトローを取り扱った作品の事をクライムアクションと呼びます。

本作マフィア2では、チンピラの主人公とその相棒がマフィア組織に目をかけられ、依頼をこなしながら信頼を得て成り上がっていく様を美麗なグラフィックと共に描いています。

最初は富や名声や自由を求めて組織のために献身するものの、次第に欲をかき、自ら危ない橋を渡り、そして自分の立場も危うくなり…という王道の展開が繰り広げられます。いやマフィアの王道を知らんですけど。

敵対組織のアジトをハチの巣に
マフィアの生きざま
帽子が貫通しとるがな
マフィアンジョーク

登場人物も魅力的で、ハイパーイケメンでリアリストの主人公、抜けたところもあるが主人公に絶対的な信頼を寄せる愛すべき相棒、マフィアという組織の在り方を厳しく突き付けてくる幹部の皆さん、そして敵対組織の幹部でありながらも義理人情に厚く主人公を助けてくれるおじいちゃん等々。

特に相棒のジョーは凄いですね。

ネタバレになってしまうので避けますが、ジョーにまつわる展開は良い意味で予想を裏切られました。

ゲームシステム

  1. 指示された場所に向かい依頼を受ける
  2. 依頼をこなす
  3. 依頼主に報告
  4. 自分の部屋で寝る

これを繰り返すだけです。

オープンワールド風味の街を車でかっ飛ばして移動するので、ゲームの1/4くらいは車を運転しています。

依頼内容は基本的にFPS/TPS的なドンパチが絡みます。

私は照準を付けるいわゆるエイムというやつが本当に苦手なので、難易度EASYでしたが何度かゲームオーバーしましたねぇ。

GTA等との違い、マフィア2の特徴としては、寄り道要素やサブイベントやアクティビティの類がほとんど存在しない事です。マフィア1もそうですけど。

これはプレイヤーの好みが分かれるところではありますが、個人的にはストーリーへの没入感を高めるという意味でありだと思います。

「急いで○○に向かわないとヤバい!」という状況でのんびり釣りをしたり名所で自撮り()するゲームもそれはそれで自由度があって良いのかもしれませんが、まぁその辺は棲み分けですよね。

どちらも優れている部分があると思うので「寄り道要素が無い=つまらない」とは言い切れないかと。

マフィアシリーズについて

原作はマフィア1がPS2、マフィア2がPS3、マフィア3がPS4で発売されています。

2023年現在ではPS4/Xbox one/Steamでマフィア1のリメイク、マフィア2のリマスターが遊べます。

つまりマフィア2が原作PS3のリマスターなのでゲームシステム的には一番古いのです。

マフィア1は原作PS2ですがPS4向けにリメイクされているので、より取っつきやすく、より親切になっています。

そのためマフィア1をやった後にマフィア2をプレイすると少々ダルく感じるかもしれません。(特にマフィア2ではオードドライブが無く全て自分で運転しないといけないのがね…)

そしていずれも同じ世界観、同じ舞台になりますが、主役は変わってくるので直接的な続編ストーリーという事ではありません。

作品内時系列的にもマフィア1とマフィア2はほぼ同時期の別組織のお話、マフィア3はそれから数十年後という設定なので、マフィア2→マフィア1→マフィア3というプレイの流れでも問題がないというわけです。

龍が如くとは違って、2から1をやる事で変なネタバレとかも無いですしね。

今回私は1→2の順でプレイして2の途中で「うお、1のあれってそういう事かよマジか…!」となりましたが、2→1の順でプレイしてもやはり1で「うおお、2のあれってそういう事かよマジか…!!」となるはずです。

ちなみにマフィア1リメイク、マフィア2リマスター、マフィア3の3部作を全てまとめた、マフィアトリロジーパックというものも発売されています。

総評

男たちの熱い生きざま、怒涛の展開、息をのむストーリーを、真っ直ぐに手軽に摂取出来る良作です。

さながら、遊べる映画。

プレイヤーの意思が介入する余地がほとんど無いので「ゲーム」としてどうなのかと問われるとやや微妙かもしれませんが、これはこれで一つの「作品」としては◎。

最初、主人公は結構真面目でリアリストなのに何故チンピラなんぞをやっているのか不思議だったのですが、真面目に働いても搾取される側から抜け出せない当時の時代背景をリアルに描いているのだなぁと分かってきてナルホドと思いました。

こういった語るまでも無いほどの細やかな作り込みが作品に深みを持たせたりするのですよね。

後世にまで名を残すほどの名作とまでは言いませんしマフィア1の方が個人的には好みでしたが(マフィア感がより強かったので)、マフィア2も素直に面白かったですよ。

たまにやるならこんなゲーム。(たまゆら課長)

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