思わず笑ってしまう激辛餃子を提供するお店「餃子・王」レビュー (淵野辺 中華)

たまゆら

(舌の)死亡確認

初見の土地で何食べるか迷ったら中華に入りがちなたまゆらです。いつもお世話になっております。

町の中華屋さんって想像もしないようなメニューがあったり、同じメニューでもお店ごとに味が全然違ったりして楽しいのです。

肩肘張らずのんびり出来る雰囲気なのも好き。

よっぽどの人気店ならともかく、大抵のお店は土日のランチ帯でも空席ありますしね。

あとあと基本的に薄暗い内装も私好みです。

なんで中華屋さんって薄暗いお店が多いのでしょうか?え、そんな事ない?偏見?

で、淵野辺駅の周りをぶらぶらしていてフラッと入店したお店が衝撃的だったので紹介させていただきます。

その名も「四川料理 餃子・王」

目次

餃子・王とは

「餃子キング」ではなく「餃子ワン」です。ワンターレンのワン。王貞治の王。

王というのは中国で一番多い姓らしいので、日本で言えば「寿司処・佐藤」的な、アメリカで言えば「バーガー・スミス」的なネーミングでしょうか。

王さんって2億人近くいるそうです。日本の佐藤さんは200万人くらい。やっぱりすげーなー中国人は。

淵野辺駅から歩くこと5分?10分?暑すぎて意識朦朧としていましたが多分それくらいで到着。

歴史を感じさせる素晴らしい門構えじゃあないですか。

一見ガチっぽくて入りづらそうですが、手作りの商品POPや居酒屋ライクな営業中プレートが親しみやすさを演出。

外観からして地域住民に長年愛されてきたのだろうという事は想像に難くありません。

お邪魔します

店内は広々としており、テーブル席オンリーで6~8卓ほど。

8人くらい座れそうなテーブルもありますので大人数でも安心。

逆に一人だと大きいテーブルを独り占めとなって少々気が引けますが、空席もありましたし他にも常連と思われるおひとり様が何人かいましたし気にしない気にしない。

ホール接客は愛想の良い中国人のおばちゃん。

おそらく中国人の旦那さんがキッチンなのでしょう。

昔チェーン居酒屋の深夜バイトしていた時に周りが中国人のおばちゃんたちだらけでまぁーアレだったので中国人のおばちゃんに良いイメージはあまり無いのですが、さすがプロですよね、自分のお店を持つような中華屋さんのおばちゃんはみんな感じが良い。

入店してから知ったのですが「マツコの知らない世界」というテレビ番組で紹介されたそうです。

唐辛子マニアがオススメする企画で、このお店の激辛餃子が取り上げられました。

そら店内の壁に張るよね、テレビで紹介されたなら。

そしてせっかくですから頼んでみたくなってしまいますよね、まんまと。

メニュー

私、中華屋さんの焼きそばが好きなのです。

このお店はどんな焼きそばがありますかね。どれどれ。

鴨肉焼きそばに羊肉焼きそば!?

テンション上がりますなぁ。

四川風マーラー五目焼きそばも気になるし、いやいやここは敢えてのノーマル五目焼きそばもアリか。

悩まし楽しい。

他のメニューもパラパラめくってみると、フカヒレ姿煮込み6,800円を発見。

こんな駅から離れた住宅街のど真ん中で6,800円のフカヒレ頼む人がいるのか。食材の保管コストもかかるだろうに。

ほんと面白いです。町中華。

そしてエビチリ990円でイセエビチリが3,600円。

イセエビのエビチリ、いつか食べてみたいものです。

壁のメニューに目を移すと、ありましたありました、激辛餃子定食の文字が。

定食ではなくて単品でいいんだけどなぁという事でメニューでも発見。

ニラと卵の水餃子も美味しそうーーーー。

ですがここはやはり四川激辛餃子で。

メニュー冊子にはその他にも四川料理をうたうだけあって辛旨そうなメニューがたくさんありました。

アルコールはなかなかお値打ち価格。

瓶ビール500円はイマドキ良心的です。

いただきます

いやぁしっかしほんと暑いですね。

マジでなんなのですかねこの暑さは。

こんなに暑いのにビールを飲まないなんて各方面に失礼ですよね。

絶 景 か な

クッソ暑い外を歩き回って初見の良さげな中華屋さんに入ってエアコンの効いた店内でワクワクしながら料理を待ちつつ飲む瓶ビール。これより心のちんちんが勃起するシチュエーションがあるだろうか、いや無い。

四川激辛餃子 500円

見た目は焼き餃子ですがパリパリサクサクというよりはモチッ♪モチッ♪ムチッ♡ムチッ♡感が強く、皮にこだわった水餃子っぽさもあります。

日本では焼き餃子がメインですけど、本場中国は水餃子が主流という話をどこかで聞いた事があります。どっちも美味しいからヨシッ。

ではいただきまーす。

え、辛。

ええ、辛すぎない?

一瞬で汗が。一瞬で舌痛い。

生の鷹の爪が入っているそうです。

激辛ウリの悪ふざけみたいなお店ではなくどこにでもありそうな普通の町中華でそんな激辛が出てくるとは思わないじゃないですか。

ガチのやつです。

と言っても私の辛さ耐性はペヤング激辛やLEE30倍くらいは美味しく食べられるという、ロマリアに上陸してさまようよろいでヒーヒー言っているくらいなものですけども。

ペヤングの獄激辛とかを食べるような辛さ耐性LV99の人からしたら鼻で笑いながらへそで茶をグツグツ沸かすかもしれませんが、一般的に言ったらこりゃあ辛いですよ。

辛さに耐性の無い、アリアハンでレベル上げ中の勇者が手を出したらもしかしたら全滅するかもしれません。

邪道かもしれませんがお酢をガッツリ付けるとマイルドになってちょうどイイカンジにいただけました。

うん美味しかった。味的にも経験値的にも今の私にちょうど美味しい。また食べたい。

XO醤焼きそば 850円

悩んだ末にXO醤焼きそばに。

XO醤というのは干しエビや干し貝柱に唐辛子を加えた海鮮調味料です。

一口食べると、なるほど確かにエビやら貝やらの風味が凄い。

高級感があります。

あ、こりゃ美味しいわ。

帰りにXO醤のチューブを買ってしまうくらいに興味がわきました。

具材はキャベツに赤玉ねぎにもやしに豚肉の細切りにとオーソドックスですが、だがそれがいい。

豚肉が見た目以上にドッサリ入っているので食べ応え充分です。

所感

冒頭の通り、町中華って好きで色んなところに行きます。

なのですけど、「ここ美味しくないなー」と思う事はほぼありません。

つまりどこに行っても美味しいと感じるわけで、そうするとレビューとしてはアテにならないかもしれませんが、それにしてもこちらのお店は頭一つ抜けて美味しかったです。

そして雰囲気も良いですしお店の人も良いですし値段も良心的。

駅から少し歩くという立地だけが若干マイナスですが、これからも知る人ぞ知る地元民に愛される名店として頑張ってほしいと感じました。

しっかし餃子も奥が深いですね。今度餃子を食べるためだけに浜松か宇都宮まで行ってみようか。

アクセス

住所 : 神奈川県相模原市中央区淵野辺3-9-17 (JR淵野辺駅から徒歩5分)

営業時間 : 11:00~15:00 / 17:00~22:00 (木曜定休)

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