4月9日はたまゆら家の結婚記念日です。
14年目でございます。
4月9日は「死んで苦しむ」で縁起が悪いなんて義母に言われたものですが、今のところは「幸せに暮らして」います。
結婚記念日は毎年お休みをいただいて旅行に行くのですが、さすがに新型コロナウイルスの影響でそういうわけにもいかず。
かと言って外食も難しい。
さてどうしましょうかね。
寿司だ
色々考えたのですが、出前のお寿司を頼んでみる事に。
もしかしたら実家を出てから初めて頼むかもしれません。
贅沢=お寿司
お祝い=お寿司
我ながら発想が庶民的というか安直というか日本的というか。
いやしかし、寿(ことぶき)を司(つかさど)ると書いて寿司ですよ。
めでたさ全振り。
これしかない。
出前のお寿司なんて冠婚葬祭以外では滅多に頼まないですしね。
…ですよね?
少なくとも私は平時に、
「うーん、今日の晩ご飯どうしよっかなー。あ、そーだ、お寿司頼も♪」
なんてノリで出前のお寿司を食べるほどブルジョワジー&ハイソサエティーな人生は歩んでおりません。
しかしこの日ばかりは違います。
無敵の日です。
寿司じゃあ!寿司をもてい!
最大手って銀のさら?
というわけで検索。
出前寿司の最大手は「銀のさら」でよいのでしょうか。
うちのような僻地にも届けてくれるようです。
メニューをざっと見てみると、ピンキリですが真ん中くらいのグレードで大体40貫8,000円くらい。
さすがにいい値段しますね。
2貫で100円のくら寿司なら40貫でも2,000円ですよ。
くら寿司の4倍ですよ、4倍。
いや、もちろん配送料が上乗せされるのは分かりますが、それにしたってどれだけ立派なお寿司が来るのでしょうか。
他のお店も一応確認しましょう
8,000円。
いいんですよ、いいんですけどね、一応他のお店も見てみましょう。
一応ね。
さらに検索してみると、「すし上等!」という、今の私の気持ちにJust matchなお店を発見。
寿司上等!
“特別な時以外もお寿司を手軽に楽しんでほしい” というコンセプトらしく、お値段はなかなかお手頃。
銀のさらの2/3?1/2?くらい。
へー。
ふーん。
ほー。
……
じゃあここの一番いいやつにしてみましょう。
記念日に 気分上々 寿司上等 (五七五)
お寿司といったら “雅” とか “宴” とか “椿” とか、そういう気どり和テイストな商品名のイメージがありますが、すし上等さんでは、”上”、”特上”、”ネオ特上”、”ウルトラ特上” といった、なかなかモダンでハイカラなネーミング。
ネオとウルトラどっちが上なのか分かりづらいですが、ウルトラの方が上のようです。
というわけで最上位種のウルトラ特上に決定。
40貫 税込み5,616円。
ででーん。
眩しい。
手前から、玉子、ネギトロ、穴子、炙りさわら、まぐろ赤身、サーモン、生えび、中トロ、帆立、まぐろ赤身、いくら、玉子。
ガリと生わさびがバランの裏に隠れています。
味の方は…いやもう当然美味しかったです。
普段はくら寿司とかはま寿司ばかりなので、ちょっと感動するレベルですね。
ちなみに上40貫なら3,888円。
お酒を飲む事も考えたら、くら寿司に食べに行くよりここの出前頼んだ方が安く上がるし美味しいしで良い事ずくめですね。
(まぁ子供はそんな事気にせずくら寿司に行きたがるものですが)
お寿司は高い事にも意味がある
実はこの「すし上等」というお店、「銀のさら」の姉妹ブランドだそうです。
店舗住所も同じなので、もしかしたら同じお寿司で値段が異なるという可能性すらあります。
何故そんな事が有り得るのか。
世の中には、高いから良いというものが存在しています。
冠婚葬祭で振る舞われるお寿司もそうです。
大事な席ではたとえ同じネタであったとしても、”ウルトラ特上” ではなく “雅” ですし、とりあえず高いものが選ばれます。
世の中とはそういうものです。
昔、銀座の女性専門エステサロンで働いていた事がありましたが、あれもそうです。
高ければ高いコースほど売れるのです。
高いものほどいいものだ、高いものほど安心だ、と考えるわけですね。
安心料です。
特別な時に頼みたい「高級路線」と、平時に頼みたい「庶民派路線」を同じ会社がブランドを分けて提供しているというのは、なかなか賢い戦略だと思いました。
また頼みたいと思います。
すし上等!ホームページ