【クソ雑記】 スマホを無くした話

たまゆら

プーさんかわいいですよね

あたくし、ここ10年くらいは外資系企業でシステムエンジニアをやっているのですけども、あ、隙があったのでもう一回言いますね。外資系企業でシステムエンジニアをしているのですけど、えぇそうなのですよ、会議とか英語なのですけどねイェァ、そこで10年間お世話になった方がこの度アーリーリタイアされる事になりまして。

いやこれがもうほんっと尊敬出来る人物で。人としても社会人としてもエンジニアとしても。

その方は決して人付き合いが得意な感じではないですし滅多にちょけたり(死語)しないですし物静かで真摯で紳士なダンディーで眼鏡が似合うのですけど、たまにウィットに富んだジョークをブッ込む感じで更に懐も深くて新婚旅行にフランスに行って2日目から奥さんと別行動してしまうような人で、なんでしょうか、理想のオトナって感じで。

小人数の精鋭チームだったのでその方と二人で仕事したり二人でランチしたりする事もほぼ毎日で、あ、隙があったのでもう一回言いますね。世界を股にかけて「JAPANにTAMAYURAあり」と言われる少数精鋭のチームだったので、えぇそうなのですよ、ASIA RESIONを支えている的な?なのですけどね、要するに送別会で朝まで飲んでスマホを無くしたのです。

手帳型のスマホケースのポッケ部分にSuicaを入れていたのです。

んで始発付近の電車に乗り、あっちに寝過ごしこっちに寝過ごし、昼前にようやく自宅最寄り駅で改札を抜ける時にはスマホを持っていませんでした。

江戸川たまゆらは閃きましたね、電車で落とした可能性が高いと。これは名探偵。見た目は大人、ちんちんは子供(包茎)。

で、後日ターミナル駅に行ったのです。

対応してくれたのは若いおねーさんでした。

「すみません、スマホの落とし物無かったですか?土曜日の早朝にこの辺の駅を何往復もして落としたみたいなのですけど」

そしたらもちろん色々確認されるわけです。

「機種はなんですか?」「あいふぉんのエックスだかテンだかってやつです」

「キャリアはどこですか?」「楽天ですけどもしかしたら画面にはdocomoって出てるかもしれません」

「本体の色は何色ですか?」「ケース付けっぱなしなので覚えてないですけどシルバーだったような」

「ケースは着けていますか?」「はい。手帳型のやつです。なんか糸がほつれてビロビロしてます」

「ケースは何色ですか?」「黒です」

「ロック画面はどんな感じですか?」「(ロック画面はどんな感じですか!?)」

「え…あーっと…ゲーム的なやつ、です…」

「何のゲームですか?」

「(何のゲームですか!?!?ファイナルファンタジータクティクスです!って元気良く答えてその後の空気どうすんの!?何か他に特徴特徴…剣持ってる人がいます?いやさすがにそれは恥ずかしい。初対面の女の子に向かって “剣” って単語を発するオッサンはキツい。剣ってソードだぞソード。38歳にもなってソードはダメだろ。あれ、39歳だっけ?あーどうしよどうしよ、じゃあなんだ、人がいっぱい映ってます?いやいっぱい映ってたか?というかいっぱいって何人からだ?そもそも人間は3人くらいで残りはモーグリじゃなかったか?モーグリは人じゃないから…あーほら待ってるよどうすんのよあーーーーー)ファイナルファンタジーみたいなやつ、ですかね…(赤面)」

「少々お待ちください(冷たい眼)」

きもちよかった。

結局「それらしいのはあるのですけど分からないので○○駅まで実物を見に行っていただけますか?」と言われて片道1時間かけて行ってきました。

私のスマホでした。

え?ケースから糸がビロビロ出てるスマホがそんなしょっちゅう落ちてるの?ロック画面が何のゲームか聞く必要なくない?ありがとうございます。

飲みに行く時はロック画面をツムツムに変えようね、というお話でした。

全然関係ないですけど、退職される方に後日「たまゆらさんはお酒飲みすぎないようにね、マジで」と言われて「あー、送別会でなんかやらかしたんだろうなぁ」と反省したような気がしました。気がするだけ。

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